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空間にピラミッド状に描かれた像。露光時間3秒=産業技術総合研究所提供
朝日新聞からhttp://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200602080259.htmlより引用
空中に3次元像、プラズマで描写 産業技術研など開発
2006年02月08日16時07分
何もない空間に、らせんやピラミッドのような立体の3次元像を描くことに、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などが成功し、7日に公開した。従来の3次元像は視差などを利用して立体的に見えるようにしているだけだが、今回の技術は、赤外レーザー光をあてて発光する輝点を実際に立体的に空間配置しており、よりリアルな画像が可能になった。
慶応大、情報機器開発会社「バートン」(川崎市)との共同研究。赤外レーザー光を空中の1点に集め、空気中の酸素や窒素の分子をプラズマ発光させる。市販のレーザー光源を使って、1秒間に作り出せる輝点は100点。輝点が発光している時間は1万分の1秒程度だが、残像が0.2秒間残るため、人間の目には図形が見える。
レーザー光源の種類を変えたり、複数の装置を使ったりすれば、より滑らかな画像を描くことが可能という。年内に、実際に空中広告を出すことを計画している。