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□大河「功名が辻」気になった名前表示の順番 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1638593/detail
たかがテレビじゃないか 大河「功名が辻」気になった名前表示の順番
65年のNHK大河ドラマ「太閤記」。第1回の冒頭、東海道新幹線の映像を見せられた視聴者は驚いた。前年開通したばかりの“超特急”が走り抜けたのは秀吉が生まれ育った名古屋近辺。歴史を現在と過去のつながりと考える吉田直哉ディレクターの心意気だった。
8日の新大河「功名が辻」はいきなり米軍空母の映像で幕を開けた。吉田先輩への対抗意識や良しだが、ナレーションは「この世に戦のない時代はない」などと当たり前の話。発射されるミサイルの画像から鉄砲が大量投入された「長篠の戦い」へとつなげる構成も無理やりで、なんとも中途半端だ。
さて、本編。第一印象は「よくこれだけのメンバーをかき集めたなあ」。主人公・山内一豊は上川隆也だが、信長が舘ひろし、秀吉は柄本明、家康に西田敏行、そして今川義元は江守徹だ。さらに一豊の妻・仲間由紀恵をはじめ、浅野ゆう子、大地真央、佐久間良子など女優陣も賑やか。
さあ、こうなると大変なのが名前の表示で、その順番が難しい。いわば自分の地位が明らかになるわけで役者と所属事務所がとことんこだわるからだ。ビッグになればなるほど主張するのがトップの「頭」と最後の「止め」。今回、頭は仲間で上川は「2番手」だ。では、大物俳優が多いとき止めから漏れた別の大物はどこに置くのか。西田はその他大勢の前にでんと座る「中止め」に。佐久間良子は最後から2番目の「止め前(ここも悪くない)」。そして注目の止めだが、なんと舘ひろしだった。おいおい、それでいいのか?
この舘信長、困ったことにセリフがよく聞き取れない。言葉が口の中にこもる。しかも声量がないからドスも利かない。合戦の大号令「行けー!」とか「かかれー!」とかも迫力がない。時代劇は似合わない人なのだ。
その点、上川はいい。舞台で坂本竜馬を演じて出色だったが、ここでも生き生きとしている。「2番手」だって構わない。大物や大物気取りたちに負けず頑張れと言いたい。「義経」はすぐにリタイアしたけど、今度は見続けられそうだ。
【2006年1月14日掲載】
2006年01月17日10時00分