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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/1215/010.htmlより引用
古代マヤ最古の壁画を発見 グアテマラの遺跡
2005年12月15日16時08分
中米グアテマラにある古代マヤ文明の「サンバルトロ遺跡」で、マヤの「創世記神話」を描いた鮮やかな壁画が見つかった。紀元前100年ごろのものとみられ、保存状態の良いマヤの壁画としては最古という。
全米地理学協会の発表によると、発見したニューハンプシャー大ウィリアム・サタルノ助教授は「西洋風に言えば、これまで現代画しか知らなかった時に、ミケランジェロかレオナルド(ダビンチ)にぶち当たったようなものだ」と評価した。
遺跡は、ピラミッド構造の構築物と、その内部や地下に設けられた数基の墓からなる。壁画が確認されたのは、01年に発見されていた部屋の西側にある高さ約1メートル、長さ9メートルの壁。創世記神話に登場するトウモロコシ神の息子と、マヤの王の像などが描かれていることが分かった。
トウモロコシ神の息子は、マヤの宇宙を示す水、地、空、花に囲まれた四つの場面で描かれているという。絵の具の分析はまだだが、酸化鉄が使われたほか、黒、青色もみられる。
マヤ文明はユカタン半島からグアテマラ、ホンジュラスにかけて栄え、独特の文字や暦を生んだ。紀元300〜900年にかけて最盛期を迎え、16世紀まで続いた。