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11/29 09:41 希望見えない島民ら ロ大衆紙が択捉島ルポ
【モスクワ29日共同】仕事がなく、密漁で稼ぎ生き延びる島民
。退屈な生活が苦痛になり、帰郷を待ちわびる駐留軍人らの家族―
。二十九日付のロシア大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツ(電
子版)は、北方領土の択捉島を訪れた記者のルポを載せ、希望が見
えない住民の生活や軍人家族の悩みを伝えた。
「択捉は死体ではないが、それに近い」と題した記事は、プーチ
ン大統領の先の訪日を受けて掲載された。それによると、択捉島の
人口は約八千人で、大半は国境警備隊員や軍人とその家族だ。
「行くところがない。帰れるまで一日一日を数えている」。ロシ
ア極東ハバロフスクの出身で、一年の任期で駐留する士官の妻ナタ
ーシャさんは退屈な様子だ。それでも軍や警備隊の駐留地区には最
近、カフェができるなど生活環境が改善したという。
対照的に島の民間人の生活は「完全な衰退」状態で、壊れかかっ
たようなバラックで暮らす人々も。大陸からの住宅資材搬入が高く
つくためだ。一年前には燃料不足で暖房が機能しない恐れが出たた
め、冬入り前に住民を避難させる計画まであったという。
雇用不足も深刻。民間の住民の七割は魚加工会社で働いていたが
、今年三月には改修直後の工場が全焼する「悲劇」が住民を襲った
。密漁に走る住民について記事は「やらなければ生きていけない」
と指摘した。
20051129 0941
[2005-11-29-09:41]