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livedoorニュースからhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1499779/detailより引用
【こぼれ話】偽造文書で大統領の車を入手=腐敗蔓延のブルガリア
【ソフィア19日】東欧ブルガリアといえば、わが国ではヨーグルトの名産地、それに大相撲・琴欧州の故国として知られるが、実は深刻な腐敗が蔓延している。同国テレビ「ノバ」の記者がその暗部をえぐりだそうと、公証人に車売買契約の偽造文書を持ち込んだところ、公証人は金銭と引き換えにすべての偽造文書に「合法」のお墨付きを与え、記者はパルバノフ大統領(写真)の愛車BMWの入手にも成功してしまったという。
この記者は、大統領の車を入手するに先立ち、同様に公証人に偽造させた売買契約書を使って検事総長のメルセデス車も手に入れていた。記者は今月半ば、メルセデスに乗り込もうとしていた検事総長に売買契約書を突きつけ、「車の所有者はわたしに変わった」と譲渡するよう要求。その後、検事総長は記者から事情を聞いたようだ。
「ノバ」は同じ方法でVIPの車を手に入れたと報じていたが、19日になって被害者はパルバノフ大統領であると公表した。
面子が丸つぶれになったブルガリア検察は直ちに捜査に着手し、問題の公証人を逮捕した。
「ノバ」は、公証人を介した偽造文書で財産を失ったとする市民の苦情が多数寄せられていることから、今回の「おとり取材」を着想したと説明している。
ブルガリアは2007年に欧州連合(EU)加盟を控えているが、欧州委員会は、同国が早急に社会の腐敗と汚職を撲滅する必要があると繰り返している。〔AFP=時事〕
2005年11月20日15時03分