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http://yamagata-np.jp/kiji/200511/16/news03165.html
山形市の山形東高1年工藤豪紘(たけひろ)君(15)が絵と文を手掛けた児童書、「かいはつはかせ」シリーズの2作目が出版され、20日に初めてのサイン会が開かれる。シリーズ化が決定し、既に3作目も書き上げている工藤君。児童文学作家という夢の階段を着実に上り始めた。
シリーズは、主人公のかいはつはかせと、彼を慕う弟子のナヒロ、犬型ロボットのクットくんによる「かいはつ3人ぐみ」を中心にした愉快なファンタジー作品。前作「かいはつはかせVSハンバーガー大王」を1月に出版後、全国各地の子どもからお年寄りまで、幅広い年代からのファンレターやイラストが届いた。「大勢の人が自分の作品を読んでくれて、とてもありがたかった」と工藤君。登場人物あての手紙も多く、「『かいはつはかせ大好き』『もっと続きが読みたい』という声が一番の励み」と語る。
2作目の「かいはつはかせ うちゅうをすくえ!」は、はかせの元にやって来た宇宙人にお土産に持たせた「おやつ出し出しマシーン」が、宇宙で巨大なおやつおばけを生み出してしまうというストーリー。おばけが大暴れしているという話を聞いたはかせたちが、宇宙の平和を守るため大奮闘する。
工藤君は小学1年生のころから、自分が生み出したキャラクターで物語を創作してきた。「キャラクターにはどれも愛着があるけれど、その中でも、かいはつはかせたちが一番のお気に入り」と思いを語る。
サイン会は20日午後2時から、山形市の八文字屋本店で開かれ、工藤君自身による紙芝居の読み聞かせや、はかせたちキャラクターの人形劇も予定している。工藤君は、「シリーズがずっと読み続けてもらえる長寿作品になるよう、今後も書き続けたい」と意気込みを語る。また、「いつか自分の本が、世界中の子どもたちにも読んでもらえるようになれば」と夢を膨らませている。