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名人とともにハドソンの名作タイトルを振り返る――高橋名人オンステージ
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投稿者 white 日時 2005 年 11 月 14 日 16:41:54: QYBiAyr6jr5Ac
 

□名人とともにハドソンの名作タイトルを振り返る――高橋名人オンステージ

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000002-zdn_g-sci

名人とともにハドソンの名作タイトルを振り返る――高橋名人オンステージ

 2005年11月12日と13日の2日間にわたり、マイドームおおさかにて開催された、日本テレビゲーム商業組合主催による新作ソフトの試遊イベント「Games Japan Festa 2005 in OSAKA」。2日目の最後のステージにはハドソンの高橋名人(以下、名人)が登場した。

 名人はまず、「今日は何をやろうかなと、かなり悩みました」と切り出す。さまざまなイベントに呼ばれている名人らしい悩みだが、“あること”に気づきその問題は解決したという。その“あること”というのは、ハドソンより2005年12月22日から発売される「ハドソン ベストコレクション」のことだった。

 「ハドソン ベストコレクション」は、「ボンバーマン」や「スターソルジャー」など、ハドソンの名作を2〜4本収録したゲームボーイアドバンス用ソフトで、現在のところ第6弾までの発売が決定している。基本的にはファミコン版をそのまま移植しているが、2P用のコントローラーを使ったテクニックは使用できないとのこと。

 その後は、実際に「ハドソン ベストコレクション」のゲーム画面を見ながらトークが展開。「ボンバーマン」と「ボンバーマンII」を収録した「ハドソン ベストコレクションVol.1」については、「『ボンバーマン』は名前に関して言えば、非常に悲しいオチのあるタイトルなんです」とコメント。

 その理由として、「『ボンバーマン』はもともと、パソコン用として発売された『爆弾男』というタイトルなんですが、当時はこれを海外で発売しようという話がありました。それで、向こうで出す時の名前をどうしようかと考えていたら、“『爆弾男』だから、そのまま翻訳して『ボンバーマン』で出そう”という感じになったんです。でも、直前になって悲しい事故、空港での爆弾テロがありまして……そんな時にゲームで“ボンバー”はまずいだろう、ということで『ボンバーマン』にはしなかったんです。ただ、1985年にファミコン版として移植を行う際にも同様の話が出まして。この時も『爆弾男』でいくか『ボンバーマン』にするかで悩んでいたんですけど、今度は“皇居にロケット弾がとんでいく”という事件が起きた。日本人として“爆弾”はまずいだろう、という話になり『ボンバーマン』になったんです」といったエピソードを披露してくれた。

 また、「ロードランナー」と「チャンピオンシップ ロードランナー」が収録された「ハドソン ベストコレクションVol.2」では、「『チャンピオンシップ ロードランナー』はオレが名人となる前、つまりハドソンの高橋としてデビューした(ユーザーの前に顔を出した)作品です。1985年2月に銀座で行われた祭りの時で、“『ロードランナー』は売れたんだけど、『チャンピオンシップ ロードランナー』はかなり難しいから、子どもに受け入れられるのか”と不安だったころ。じゃあ実演しましょうよ、って言われてイベントを行ったんです」と、名人となる前の仕事ぶりを語る。

 その後は「チャンピオンシップ ロードランナー」を名人自らがプレイ。ステージの途中で、「この後、失敗するかもしれない」と言いながらもしっかりとクリアするなど、華麗なプレイが健在であることを見せてくれた。ちなみに祭りにて行われたイベントに関しては、「3回連続で失敗して帰ろうかと思った。結局は4回目で成功したから良かったけど、あの時に帰っていたら今は名人ではなかったかもしれない」といった話も聞くことができた。

 続けてステージでは、「チャレンジャー」と「迷宮組曲」が収録された「ハドソン ベストコレクションVol.3」、「ナッツ&ミルク」、「バイナリィランド」、「サラダの国のトマト姫」の3本を収録した「ハドソン ベストコレクションVol.4」の解説が行われた。

 ステージは、シューティングコレクションと題された「ハドソン ベストコレクションVol.5」へと話が移る。こちらには「スターフォース」、「スターソルジャー」、「ヘクター'87」の3本が収録されており、さらには何やら隠している要素もあるとか。残念ながらこちらについては明らかにされなかったが、2005年11月21日に名人のブログにて発表されるとのことなので、ぜひともチェックしてもらえればと思う。

 ちなみにサービス精神旺盛な名人は早速にも「スターソルジャー」をプレイをしてくれたのだが……始まってすぐに1機目が撃墜されたこともあり、すぐにプレイを中断、何ごともなかったかのように、「えっ? 何かあったの? 知らないよ、見てないよ」と語っていた。

 話をそらすかのように「高橋名人の冒険島」(以下、「冒険島」)シリーズを収録した「ハドソン ベストコレクションVol.6」の解説を始める名人。なお、なぜこれだけ4本収録されているのかというと、「開発を始めた時は、スタッフが3本入れようと言っていた。でも『冒険島』は4本ある。だから“『冒険島』は4本あるんだけど”、と言ったら“えっ!?”って。みんな忘れてたんだよ、ひどいよね。でも、『冒険島4』はスーパーファミコンが出て半年か1年経った時に、ファミコンでの発売だったから仕方ないのかな。それで“どうせなら4本入れてよ”、と言ったらそうなった」とのことだった。

 「ハドソン ベストコレクションVol.6」のトークが終了した後は、恒例(?)となったジャンケン大会がスタート。「賞品はないので余っているものをください」という名人の呼びかけに応じた各メーカーから、グッズやポスター、サンプル版のソフトやポップなど数多くの賞品が提供され、おおいに盛り上がりを見せた。

 そして最後には名人から「来年もGames Japan Festaはあります。また来てください」との言葉が来場者に贈られ、ステージは終了となった。事務局スタッフがうなずいていたことから、来年も確実に開催されるであろう本イベント、恒例? の名人ジャンケン大会。今回惜しくも逃してしまったという人は、来年ぜひとも参加してもらえればと思う。

■さらに画像の入った記事はこちら
  http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0511/14/news004.html

http://www.itmedia.co.jp/games/
(+D Games) - 11月14日11時7分更新

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