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「セクハラ大王」がいる東京都監察医務院=東京都文京区
自然死などの死体解剖を行い、死因を究明する東京都監察医務院(東京都文京区)の50代男性監察医幹部が、女性の死体を調べる際、死因究明に関係ないにもかかわらず指を陰部に挿入する“陵辱行為”をしていたことが10日、明らかになった。夕刊フジが入手した死体検案調書には、自ら「1指挿入のみ」と記していた。幹部は同様の“前科”で、処分を受けたこともある。監察医務院ではこうしたハレンチ行為を把握しながら、改善策をとっていなかった疑いも浮上している。
女性は東京都区内に住む60代後半で、昨年6月に自宅で倒れているのが見つかり、事件事故の有無を判断するため、監察医務院で検案が行われた。死体検案調書はA4判で右上には通し番号があり、一番下には検案の日付、問題の幹部直筆による署名とハンコが押してある。
調書によると、女性の死因は「虚血性心不全(推定)」。幹部は死因とは関係ないにもかかわらず、この女性の陰部に指を1本挿入した。調書に女性の遺体のイラストを描き、その脇には「1指挿入のみ」と“証拠”の添え書きをしていた。
この幹部によるイタズラはこれが初めてではない。平成12年11月には、“死体陵辱”などを理由に約2週間の停職処分を受けたことがあり、13年6月には週刊誌でも取り上げられた。関係者は次のように証言する。
「“陵辱”行為をまたやったらクビだ、とこの幹部は言われていたが、全く懲りておらず、ひそかに繰り返していた。しかし、油断したのか死体検案調書に自ら証拠を残していた。死体が若い女性の場合、この幹部は検案に行きたがる。そして、実際に検案すると『指が1本入った』とか『2本入った』などと言う。検案に立ち会う警察官がそうした言動を見ていることもあるが、死因を調べてもらう立場のため、黙っている。女性警察官に女性の遺体の陰部に指を入れるように強要したという話を聞いたこともある」
死体解剖保存法では、「死体の取り扱いにあたっては礼意を失わないように注意しなければならない」と規定しているが、この幹部の行為は明らかに死者に対する冒涜(ぼうとく)で、法律に違反している。
幹部は神奈川県内の私立医科大を卒業。だが、トラブルが絶えず、そのたびに病院を転々としていたという。監察医務院内でも「セクハラ大王」といわれており、15年8月には医務院に来ていた国立大の女子学生と女性職員に抱きつくなどのセクハラ行為も行ったというのだ。
この2件については都に対して内部告発が行われたが、調査が行われた形跡はない。
関係者は「責任が自分に及ぶことを恐れたのか、何も手を打たなかった。それが死者への冒涜(ぼうとく)を許すことにつながっている。早急にこの幹部の言動を調べ、然るべき対策を取るべきだ」と訴える。
監察医務院は「1例1例、遺体の状況は違う。案件によってやらないといけないこともある。12年の処分は(“死体陵辱”とは)別の理由だと聞いている」と釈明している。
ZAKZAK 2005/11/10
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005111021.html