★阿修羅♪ > ニュース情報2 > 192.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□なぜ領収書を書いてもらうとレシートが渡されない? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1478972/detail
なぜ領収書を書いてもらうとレシートが渡されない?
会社の経費で買い物をする時などに必要な領収書。手書きの領収書をもらうと、レシートをくれないのはなぜだろう?
領収書は総額で書かれているのが普通だ。何をいくつ買ったか、細かい内訳がわかるレシートも一緒にもらえるとカネの管理もしやすいが、どういうわけだかレシートは領収書と引き換えのように奪われてしまう。
「慣例的に行われているようですが、そのように指導したことはありません。店側の独自の判断だと思います」(東京国税局)
どうやら法的な根拠があるわけではないようだ。では、なぜ領収書はレシートと引き換えなのか。
「それは社員の不正を防ぐためです」と、都内のレストラン経営者がこう言う。
「領収書の控えとレシートを必ず対で残すようにしないと、客に言われるまま虚偽の金額を記入したり、レジを打たずに領収書を切って売り上げをくすねる輩(やから)もいますから」
通し番号のついた複写式の領収書に手書きで記入し、店側の控えの裏に当該レシートを張っておけば、まず問題は起こらない。また万が一、税務署の調査が入った場合も効果を発揮するそうだ。
「脱税の手口でよくあるのが、ただし書きを別の名目に変えてもらって個人の買い物を必要経費として計上するやり方。怪しい領収書があれば発行した店に反面調査に入りますが、発行時のレシートが残っていない店は、経理が透明でないという印象で心証が悪くなりますね」(税務調査関係者)
レシートが欲しければ、「医療費やタクシー代など少額のものは税の申告のとき、通常のレシートだけで認められるケースも多い」(東京国税局=前出)というから、領収書をもらわなければいい。
ただし、感熱紙のレシートは時間が経つと文字が消えてしまうことがある。金額が大きい場合は、やはり手書きの領収書をもらっておいたほうが無難とのことだ。
【2005年11月5日掲載】
2005年11月08日10時00分