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2005年11月04日22時58分
東京都交通局は4日、都営バスの料金機から運賃を盗んだとして、運転手3人を懲戒免職にした。糸をつけた500円玉や外国コインを使ったといい、3人が盗んだ金は計約110万円になるとみられる。同局は刑事告訴も検討している。
同局によると、1人は10月27日の乗務中、穴を開けて糸を結んだ500円玉を料金機に入れ、料金(200円)との差額300円を釣り銭として出し、さらに糸を引き上げて500円玉も回収するという方法で計1万2000円を着服したという。
料金機の記録と料金が合わないため同局職員が乗務を監視していた。約半年前から行っていたと認め、総額は61万円になるとみられる。「飲食費などに使った」と話しているという。
別の1人も同日、客が料金を入れた直後に韓国の硬貨を入れて料金機を詰まらせ、返却ボタンを押して料金を戻す方法で1200円を着服し、約1年間で総額は30万円。もう1人も同様の方法で400円を着服し、約1年間で18万円を盗んだとみている。
いずれも乗客に気づかれることはなかった。お互いに連絡をとっていた形跡はないという。
http://www.asahi.com/national/update/1104/TKY200511040317.html