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(回答先: ジャンボ尾崎さんが破たん 再生手続きの開始も決定 [共同通信] 投稿者 white 日時 2005 年 11 月 01 日 18:30:22)
□ジャンボ破たん 悲痛借金 生涯賞金断トツ26億円 契約メーカー“倒産”で状況一転 [スポーツ報知]
http://sports.livedoor.com/golf/jpga/detail?id=1925565
ジャンボ破たん 悲痛借金 生涯賞金断トツ26億円 契約メーカー“倒産”で状況一転
ジャンボがコース外で思わぬ苦境に立たされた。男子プロゴルフの尾崎将司(58)=フリー=が、東京地裁に民事再生手続きを申し立て、個人として経済的に破たんしていたことが1日、分かった。1973年のツアー制度発足以来、続いていた賞金シード獲得がピンチとなっているジャンボ。宮里藍(サントリー)らの活躍で盛り上がる女子プロゴルフとは対照的に、男子プロゴルフに暗い影を落とす話題となってしまった。
先月12日申請
本来ならば、悠々とプロゴルファー人生の晩節を迎えるはずのジャンボが、何と経済的に追い込まれていた。生涯獲得賞金は26億7071万2759円。2位の中嶋常幸(15億5866万370円)を大きく引き離し、ずば抜けた1位を誇るというのに…。
東京地裁によると、10月12日付で民事再生手続きを申し立て、同18日付で手続きの開始決定が出された。この時期は、国内最高峰の日本オープン(10月13〜16日)を戦っていた時期。第1日9位と健闘したものの、最終的には41位に終わった。だが熱戦の裏で、ゴルフよりも難しい問題に直面していた。
詳しい理由は明らかにされていないが、尾崎将個人が経済的に破たんしたのは事実だ。プロゴルファーとして華々しく活躍する一方で、90年代以降、経済的なトラブルに見舞われた。97年、新興のクラブメーカー、ワールドワン社と契約。推定10億円単位の破格の金額に加え、千葉・船橋市内の自宅に隣接する土地に練習場、研究所も完備するという条件も加えられた超大型契約だった。しかし、同社が破たんしたことで状況は一転。かつては、プロゴルファー仲間が大挙、集結し、一緒に練習できるほどの広さ、設備を誇った“ジャンボ御殿”を売却。この夏に千葉市内に移転した。
多額の借金を背負い込み、民事再生法に頼らざるを得なくなった尾崎将に同情する声もある。「借金のほとんどはジャンボさんが作ったものではありません」と尾崎将に近い関係者は悲痛な表情で話した。バブル期に「ジャンボ尾崎」というビッグネームが利用され、バブル経済崩壊後、そのつけを尾崎将が払わされているという側面もある。
本業のゴルフでも、衰えは隠せない。02年の全日空オープン以来、優勝は遠ざかり、成績は年々、下がる一方。現在、今季の賞金ランクは80位。73年のツアー発足以来、32年も守り通してきた賞金シード(70位以内)の座が危うい。永久シード(通算25勝以上)を持つが、それに頼ることは本意ではない。
今週のアサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアル(3〜6日、福岡・麻生飯塚GC)には、予定通り休養のため欠場。残り3試合で賞金シード獲得に全力を注ぐ。「民事再生の手続きはプロゴルファーの活動に影響はありません」と関係者は明言した。今季の開幕前、「オレのライバルは宮里藍ちゃんだ!」と宣言した尾崎将。“トラブル”を抱えながら、戦い続けるしかない。
◆尾崎 将司(おざき・まさし)本名・正司。1947年1月24日、徳島県生まれ。58歳。64年春のセンバツで徳島海南高のエースで4番打者として全国優勝。翌65年、プロ野球の西鉄(現西武)に入団。その後ゴルフに転向し、70年にプロテストに一発合格。翌71年の日本プロで初優勝。以来、日本ゴルフ界のトップに君臨。ツアー94勝を含む国内112勝、海外1勝。国内ツアー賞金王には12回、輝いた。今季、賞金ランクは80位(約799万7004円)。実弟の健夫、直道もトッププロとして活躍。家族は妻・義子さん(61)、長女・恵理さん(36)、長男・智春(34、プロゴルファー)、二男・貴春さん(32)。181センチ、90キロ。
◆民事再生法 経済的に窮境にある債務者が、合理的、かつ機能的に経済生活の再生を図ることを目的に立法された。すべての法人、個人が、破産状態となる前に申し立てが可能。破産原因がなくても手続きが開始できる。手続き開始の後、裁判所が定める期間内に再生計画案を作製し、提出。計画の履行を怠ると、裁判所が再生計画を取り消すことができる。その場合、破産宣告される。
スポーツ報知(2005年11月2日08:15)