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□タレントの客員教授就任に批判の声が上がっている [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1455759/detail
芸能深読みブログ タレントの客員教授就任に批判の声が上がっている
苦労してポストを手に入れた教授連中は心中複雑かもしれない。
ここにきて有名人の大学客員教授が数多く誕生している。みのもんたと生島ヒロシが東北福祉大学、桂三枝が関西大学文学部、毒蝮三太夫が聖徳大学短大、山田洋次が関西大学大学院、来春からは有名映画製作者や監督がなるケースが急増する。
客員とは“客分”として待遇される身分。多くが年に何回か講義をする程度でなかにはゼロという人もいる。ただこうした状況には批判の声も少なくない。安易に有名人に“客員教授”という肩書を与え過ぎてはいないか、というものだ。とくに首をかしげたくなるのはみの。平日は朝昼の生放送番組を持ち、ほかにレギュラーが7本もあるのに“大学客員教授”を名乗っている。これでは“広告塔”といわれても仕方がなかろう。
私大教授が語る。
「不況や少子化で定員割れの大学が増えており、今年6月には山口の私立大学が民事再生法を申請し倒産している。経営が苦しいため、どこも学生の奪い合いが起きているのが実情。そうなると金のかからない宣伝が必要になり、よくテレビに出る有名人を客員に招くという手法がもっとも効果的で今後もそうした“客員教授”が増えていくはず。しかし、既存の教授の間からは“もういい加減にしてくれ”と不満の声が高まっている」
確かに有名人が講義し、知名度が上がれば受験者数は伸びる。受験料は職員のボーナスというから立派なビジネスだ。ただし、本当にこれでいいのか。客員教授の粗製乱造で得をするのは大学と知的イメージがつく有名人だけで、肝心の学生たちには何の恩恵もない。(黒川誠一)
【2005年10月22日掲載】
2005年10月25日10時00分