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「気になる英文記事」(http://news-wayaku.no-ip.org/)より
Meraiah Foley(AP通信記者)より。
オーストラリアにおける研究(二酸化炭素の排出による大気中の蓄積について警告している最新報告)により、人間が大気中へ撒き散らす二酸化炭素の量に関して、1990年代と比して2倍以上になっていることがわかった。
オーストラリア連邦科学省と産業研究機構は、2005年まで四年連続して二酸化炭素の排出増加を記録していることを明らかにした。
大気と海洋の研究を行うCSIROセンターの科学者であるPaul Fraserは「四年連続しての平均以上の二酸化炭素の増加は前例のないことだ」と声明の中で述べている。
調査は、タスマニア州の南方の島にあるMeteorology観測所で収集された30年間分の空気サンプルの分析により行われた。
同センターの科学者Mike Raupachは「90年代は年間1%未満だった二酸化炭素排出量の増加率は、2000年から2005年までの間に年間2.5%以上になった」と言う。(以下省略)(「USA TODAY」2006年11月28日掲載記事より。訳:BlogEditor)
原文
Austrailan report: Carbon dioxide emissions have doubled since the 1990s
http://www.usatoday.com/weather/climate/2006-11-28-co2-emissions-doubling_x.htm
人間が撒き散らす害物による環境破壊の将来的な危険性については、遅くとも70年代のローマクラブの報告書『成長の限界』の頃にはしっかりとした認識がなされているはずなのですが、基本的な方向性を変えることなく今日まで来てしまった、という経緯があります。
こういうところが、人間の頭の悪いところなのかもしれませんね。例えば、日本の歴代の総理は国の負債の問題に取り組まず、毎回先送りにしてきました。深刻な問題は、真剣に取り組まずに先送りすることが楽なのです。それは、誰にとってもそうです。個人においても、学校のクラスでも、会社の中でも、難しい問題は取りあえず先送りにしたくなる、そんな気持わかりますよね。
個人においても、一国の政治の世界でもそうなのに、地球規模の問題がうまく解決するわけがないですよね。人間とは、取り返しが付かない状況になってもなお、問題に真剣に取り組まない生き物かもしれないと思います。そして、その問題による害毒が自分たちを激しく痛めつけはじめた時に、初めて後悔しはじめたりしそうです。
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