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http://www.asahi.com/science/news/TKY200610120453.html
最小ゲノムの細菌、理化学研究所が発見
2006年10月13日
ゲノム(全遺伝情報)が最も小さい細菌を理化学研究所の中鉢淳・客員研究員らが見つけ、13日付の米科学誌サイエンスで発表する。これまでの最小記録の3分の1の長さしかなかった。
北米に生息する昆虫・キジラミの体内で生きている細菌カルソネラのゲノムを調べたところ、長さは16万塩基で、たんぱく質を作り出す部分(遺伝子)は182種類だった。これまで最小と報告されていたのは、45万塩基の細菌だった。ヒトゲノムは30億塩基で、今回の細菌はその約2万分の1しかない。
この大きさでは、生命維持に欠かせない遺伝子の多くが欠けているため、共生しているキジラミの遺伝子に頼っていると考えられている。また、自分の遺伝子の一部をキジラミに移している可能性もあるという。
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