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http://www.asahi.com/international/update/0930/006.html
火星探査車、クレーターに到着 21カ月かけ移動
2006年09月30日10時02分
火星の地表を調査している米航空宇宙局(NASA)の無人探査車オポチュニティーが、数カ月とどまった当初の目的地からさらに約7キロ離れたビクトリア・クレーターまで、21カ月かけて移動した。NASAは今後、このクレーターの地層の分析などを進める。04年1月に着陸した同機は寿命3カ月とみられていたが、2年半以上も探査を続けている。
NASAによると、オポチュニティーは岩石やクレーターなどを調べながら、ゆっくりと移動を続けてきた。途中では、砂にはまって立ち往生しかけたこともあった。当初の見通しでは太陽電池パネルに砂ぼこりが積もって動かなくなると見られていた。実際、砂ぼこりでパワーが落ちた時期もあったが、強風に見舞われて砂ぼこりが払われるなどして寿命が延びているらしい。
到着したビクトリア・クレーターは直径約800メートル。オポチュニティーが前に調べたクレーターより約5倍大きく、ふちには地層が露出しているとみられる。NASAは「火星の過去の環境について、新しい情報が得られる」と期待している。
オポチュニティーは、同時期に別の場所に降りたスピリットとともに、かつて火星に水が存在した痕跡を見つけるなど成果を上げている。
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