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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20060926/ftu_____sci_____001.shtml
NASAが新宇宙船
月・火星への旅、安全重視
米航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトルに代わる宇宙船を「オリオン」と命名し、ロッキードマーチン社に製造させることを決めた。人間が月や火星に行く「コンステレーション計画」という大プロジェクトの一環で、初飛行は二〇一四年の見込み。二〇二〇年までには、再び月へ人を送る計画だ。
オリオンは、四人の飛行士を月に運ぶことができ、国際宇宙ステーションとの間には六人の飛行士を乗せて行き来できる。以前月に行ったアポロ宇宙船に比べると、居住空間は二・五倍の広さがある。
スペースシャトルは、これまで二回の大事故を起こした。人荷両用で何回も利用するという設計に無理があったと指摘されている。オリオンは、大気圏再突入のときの安全性などを考え、昔の宇宙船のような円すい形をしている。コンピューターや電子機器類には最新の技術を盛り込む。設計から試験、評価までの費用はことしから八年間で四千五百億円を見込んでいる。
月飛行への打ち上げは、「アレス1」という新型のロケットを使う。さらに大型の「アレス5」ロケットで月着陸船など貨物を打ち上げ、地球周回軌道でドッキングして月へ向かうことにしている。アレスはギリシャ語で「火星の神」の意味。計画の最終的な目的地は火星だ。
一方でNASAは、無人の火星探査も数多く計画している。火星から岩石サンプルを持ち帰ったり、気球や航空機を飛ばしたりする予定だ。火星に人が行くことは話題にはなるだろうが、科学的な意味には疑問を指摘する声も出そうだ。
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