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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060918-00000010-mai-soci
<冥王星>除外される 来春以降中高教科書から
国際天文学連合(IAU)が冥王星を惑星から除外する決定をしたことを受け、関連する記述のある教科書の出版社全社(9社)が、07年春に配布する教科書を訂正することが分かった。太陽系の惑星数を減らしたり、惑星のイラストから冥王星を外す。3社が文部科学省に訂正を申請済みで、残りも近く申請する。同省も承認する見通し。
文科省によると、冥王星を惑星として扱っているのは中学理科の「第2分野下巻」と高校の「理科総合B」「地学1」。中学は5社、理科総合Bは8社、地学1は5社が出版。重複を除くと、出版社は9社になる。
中学教科書の訂正申請をした大日本図書は、惑星数を九つから八つにし、惑星の大きさを比較するイラストから冥王星を外した。「来春の配布に間に合うよう、訂正版の印刷を早く始めたい」(編集第2部)と話す。
同じく中学教科書の学校図書は、冥王星を惑星ではない太陽系の天体として紹介することにした。訂正は10カ所になる。
高校教科書も同様の訂正がされる。ただ、冥王星の除外に合わせて導入された「矮(わい)惑星(仮訳)」や「太陽系小天体(同)」など用語の和名を日本学術会議や日本天文学会が決めるまであと半年かかる見込みで、今回の訂正には間に合わない。
このため、高校教科書を出版している実教出版は「太陽系の天体を詳しく記述している地学1は、和名が決まった段階で再度訂正したい」と話す。【下桐実雅子】
(毎日新聞) - 9月18日3時4分更新
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