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ダイオキシンは本当に危険なのか
http://niigata.cool.ne.jp/greenchem/s2002/15092.html
調べようと思った理由
ダイオキシンは少し前かなり騒がれた汚染物質である。そのダイオキシンについて調べている途中に、騒がれているほどの深刻な被害はないというレポートをたくさん見て、私たちがダイオキシンを史上最強の汚染物質として必要以上に恐れてしまうのはメディアの過剰報道、誤報に原因があるのではないかと思い始めた。そこで、メディアの過剰報道、誤報について調べることにした。
参考資料
http://www.nicol.ac.jp/~honma/env/diox_book.html
ダイオキシン100の知識
http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/honma98/s_dioxin.html
ダイオキシン類による環境問題について
http://www.ylw.mmtr.or.jp/~noryuasa/c16.html
シックスクール症候群
http://www.bekkoame.ne.jp./~mineki/dxn2.html
ダイオキシンの危険性神話を読んで
私たちはダイオキシンを危険なものとして認識しているが、実際ダイオキシンとはどのような物質なのか、どれほど危険なのか、どのような影響を及ぼすものなのか、といった詳しいことを知ったうえでそう認識しているのではない。大半がマスコミの報道を鵜呑みにしてダイオキシンは危険であると思っているはずだ。あれほど騒がれたダイオキシンも、今では解決のめどがたち、人々の関心も薄れてきている。ダイオキシン騒動には、メディアの熱しやすく冷めやすい性格があらわれているような気がする。
ダイオキシンを一番良く知っているのは科学者であってマスコミではない。しかし、私たち一般人は一番受信する機会の多いマスコミの報道を信じてしまう。科学者の出したダイオキシンに関するデータは、ダイオキシンを一科学物質として捉え、他の物質に対して死亡する確立が増加するとか、減少とかいう相対的なことである。それをマスコミは、そのまま報道するのでは視聴者の好奇心をかきたてられないので、やはりある程度加工して報道する。私たちはそんな事情を知らずにマスコミの報道を鵜呑みにして、よくわかりもしない物質に対して恐怖を募らせてしまうのである。
実際、ダイオキシンの毒性はどれくらいのものなのだろうか。ダイオキシンは史上最強の毒物であると以前盛んに報道されていた。が、http://www.bekkoame.ne.jpの記事によれば、これは事実ではない。ダイオキシンは青酸カリの1000倍の毒性があるが、ポツリヌス毒素や破傷風トキシンなど、ダイオキシンの1000倍の毒性をもつ物質も存在するのである。ダイオキシンの毒性が強いことには変わりないが、上記のような事実を正しく報道しないことは、一般市民の不安を煽ることになるのではないだろうか。
ダイオキシン報道から、誤報が起きる原因について
http://pweb.sophia.ac.jp/~s-yuga/99semisummer.htmから抜粋
1.どうして誤報は起きるのか
1-1. 単純なミス、確認の怠り-- 「グリコ森永事件」「日航ジャンボ機墜落時の生存者誤認」など
1-2. 激しいスクープ争い、「特オチ」のおそれ--「松本サリン事件」「サンゴ損傷事件」「ジミーの世界」など
1-3. 権力側による情報を多く報道、情報操作の危険性 警察などの権力側から発表・リークされる情報を主な情報源としているため、情報操作の危険性が高い。
1-4. 刑法230条の2「言論、報道の自由」に配慮した名誉毀損についての免責規定
「真実であることが証明されなくても、その真実を真実と信ずるについての相当の理由があるときには、責任を免れる」という趣旨の判例が確立。
「ロス疑惑」では三浦被告から名誉毀損・プライバシー侵害で訴訟を起こされたマスコミ各社の65%以上が一審で敗訴。
1-5. 科学分野でのミスリード 報道する側の無知による誤報「水俣病報道」「1987年の神戸の主婦エイズ報道」
2.ロス疑惑報道
2-1. ロス疑惑事件 (年表略)
2-2. ロス疑惑とメディアの反応
1.美談仕立ての報道、疑惑報道後の三浦氏の積極的な登場・発言、保険金詐欺疑惑、元愛人の出現、日米捜査協力→ 現代的話題に満ちていたためショーとしての報道を楽しむ傾向
2-2.2. 集中豪雨型の報道、過剰報道
2-2.3. 人権侵害
(a)名誉毀損 『週刊朝日』88年11月4日号、安部譲二氏寄稿。百万円認容。
(b)プライバシー侵害 『十人十色』90年9月号、メディアハウス。5万円慰謝料支払い。逆転無罪はマスメディア関係者に対する有罪判決。メディアが突然一市民の疑惑を書き立て、司法手続き以前に裁き、仕事や生活を破壊するのは人権侵害。三浦氏は13年 近い拘置所の生活で民事訴訟を起こす。約6割の115件に勝訴。 賠償総額は5000万余り。(98年6月まで)
2-3. ロス疑惑報道 事件報道の変容
1.1950〜70年代 冤罪事件続出。集団誤報。
80年代〜 人権重視の意識→ 新聞が重荷を背負う。
2-3.2 新聞における報道 最終段階まで報道に加わらない。
「知る権利」に奉仕する新聞の公共性、役割とは?
.ニュースの流れに変化 警察の強制捜査を待って、報道する。
テレビと週刊誌を追う形になる。
松本サリン事件報道
3-1.事件の経過
1994年6月27日事件発生-会社員河野義行さんより事件第一報-警察の家宅捜索
3-2.事件報道
?「会社員の薬剤調合ミス」という誤報 ?河野さんを暗に犯人視 ?エスカレートする週刊誌の記事
3-3.謝罪
?最初の謝罪、朝日新聞で事件から10ヶ月が経過 ?警察の発表後、急に謝罪した信濃毎日新聞各社が追随
3-4.なぜこのような誤報が起こったのか
「薬剤調合ミス」情報はどこから? ・裏付けはとったのか?
「抜かれる」「特オチ」の不安、メディアの過剰な競争 ・捜査当局への依存
3-5.河野さんの意見
・メディアには結論が先にあった ・「速報」にとりつかれている ・速やかに訂正を
3-6.謝罪・訂正の検証
遅すぎた訂正 ・謝罪は全社横並び ・「犯人がはっきりしなければ、私は永久に灰色のままだったはず」
4.アトランタ爆弾犯報道
4-1. 事件 1996年7月27日、午前1時過ぎ、オリンピック開催中の米国アトランタにある「オリンピック100周年記念公園」内で爆弾が爆発。その夜コンサートを楽しんでいた観光客ら100人以上が死傷した。
4-2.事件報道の経過
1.会場警備員、リチャード・ジュエル氏の英雄化
2.地元新聞『アトランタジャーナル』の号外発行、「ヒーロー」から「疑惑の男」に
3.他社の追随 報道の激化
4-3.訂正報道
1.メディアの沈黙 2.CBSによる軌道修正 3.CNNがR.ジュエル氏の顧問弁護士の記者会見を放送 4.CBSが『60ミニッツ』でこの問題を検証
1-4.ジュエル氏の実際の被害
1.精神的苦痛 2.名誉毀損 3.警備会社の解雇
4-5.日米比較(河野さんのケースとの相違点)
1.アメリカ メディアは間違いを早々に認め、訂正報道をする。謝罪と訂正報道は別問題。
2.日 本 間違いを認めるのに一年近く要する。謝罪と訂正報道はワンセット。
[参考文献・資料・HP]
後藤文康『誤報』岩波新書 1996年
後藤文康『誤報と虚報』岩波ブックレット 1990年
【ロス疑惑】
飯室勝彦『報道の中の名誉・プライバシー』現代書館 1991年
浅野健一『メディア・ファシズムの時代』明石書店 1996年
天野勝文他『岐路に立つ日本のジャーナリズム』日本評論社 1996年
家田荘子『三浦和義氏からの手紙』幻冬社 1998年
「逆転無罪 ロス疑惑」 URL http://www.cc.Matsuyama-u.ac.jp/~tamura/miurajiken.html
【松本サリン事件】
河野義行『「疑惑」は晴れようとも』文藝春秋 1995年
浅野健一『メディア・リンチ』潮出版社 1997年
河野義行「懲りない事件報道」 http://133.205.10.51/~ndskohno/50nin.htm
yomidasランド この10年 http://www.yomiuri.co.jp/yomidas/konojune/94/94n005.htm
渡辺武達「松本サリン事件報道に関するアンケート調査 結果分析」
http://www1.doshisha.ac.jp/%7Etwatanab/postgraduate/nohara/sarin.html
新聞をひらく・事件報道 http://www.asahi.com/paper/media/misc98/misc980929.html
川口信行「報道機関の社会的責任と説明責任(3)松本サリン事件の教訓」
http://www.iic.tuis.ac.jp/edoc/journal/ron/r1-1-2/r1-1-2d.html
【アトランタ爆弾犯報道】
浅野健一・山口正紀『無責任なマスメディア』現代人文社 1996年
野健一ゼミHP
http://www1.doshisha.ac.jp/~kasano/FEATURES/ATLANTA/atlanta-index2.html
【所沢ダイオキシン報道】
日本ジャーナリズム会議 編『ダイオキシン汚染報道 所沢野菜騒動から見えたもの』
リム出版社 1999年
青山貞一『所沢周辺・日ノ出町シュミレーション』サイアス・朝日新聞社 1999年
『現代用語の基礎知識』自由国民社 1999年
「助けてダイオキシン」http://www.dioxin.org
環境総合研究所 http://www.bekkoame.ne.jp/~t-aoyama/
【責任制度】
野健一・山口正紀『匿名報道』学陽書房 1995年
メディアと人権を考える会 編『徹底討論−犯罪報道と人権』現代書館 1993年
以上の記事を読んで考えたこと
マスコミが事実を正確に伝えるだけでは、読者や視聴者の興味をかきたてることができないため、事実を脚色しておおげさに書きたてるということは日常的におこなわれていると思う。
刑法230条の2「言論、報道の自由」に配慮した名誉毀損についての免責規定
「真実であることが証明されなくても、その真実を真実と信ずるについての相当の理由があるときには、責任を免れる」という趣旨の判例が確立。
と書かれているとおり、誤報やある事柄についての過剰報道は、法律で取り締まることが難しいと思う。報道によって傷つけられた人や損害を受けた人が納得いくように、記者や報道者に謝罪、訂正をさせようとしても、日本のメディアは間違いを認めるのが遅く、謝罪報道も意味がないというのが事実である。アメリカのメディアと比較してみれば、アメリカのメディアは早々に間違いを認め、しかも謝罪と訂正を別問題ととらえていることがわかる。日本では訂正と謝罪は同時にされる。
メディアが特ダネを狙い、読者や視聴者を獲得しようと競争することはこれからも続くだろう。そして、それ自体は法をおかしているわけではないのだから、誤報や過剰報道を防ぐために取り締まることもできない。だから、誤報、過剰報道で誰かが傷つけられた場合には速やかに訂正、謝罪するという対応がメディア側に求められるのではないだろうか。もちろん、誤報などが起こらないように報道内容には裏づけをとり、誰かが不利になるようなあおりかた、かきかたはしないようにつとめなければならないだろう。
所沢のダイオキシン報道と松本サリン事件報道が有名な例である。とくに松本サリン事件では特定の人物を犯人であるかのような書き方、報道をし、それが事実でなかったとわかっても謝罪と訂正がずいぶん遅かった。一人の人物を深く傷つけ、謝罪のあともその傷が癒えないということもメディアの引き起こす暴力であると思う。わたしたちがスキャンダラスな記事に注目してしまうというのは自然な行為であるから、松本サリン事件についてはメディア側に問題があると思う。しかし、ダイオキシンに関してはあらゆる報道を安易に信じて鵜呑みにしないよう、情報を受け取る側である私たち読者、視聴者が気をつけなければならなかったと思う。情報化社会に生きるかぎり、膨大な情報を選んで考えて信用にたりるものを信じるという知恵が私たちの側に求められていることなのではないかと思う。
ダイオキシンはやはり有害な物質ではあるが、ヒトが一日に摂取する量とそれが人体に与える影響を考えると、問題になるほどの量を摂取しているわけではないというのが事実なようだ。問題になった所沢の違法焼却場を閉鎖するのは必要なことだが、焼却炉を改造、新設する必要はなく、土壌の汚染についても汚染度のわりに危険度が低いため、汚染土壌の除去も最低限の場所だけにとどめ、不必要な支出はやめたほうがよいという意見も書かれていた。
母乳に含まれるダイオキシン濃度のデータを見る限り汚染濃度は減少傾向にあり、ごみ焼却場からの排出量も厚生省の計算では対策前の93%削減されている。
●推定のダイオキシンの摂取量に関して↓
http://www.eic.or.jp/eanet/dioxin/hr_r_03.html
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
政府が発病と工場廃水の因果関係を認めたのは1968年である。1968年9月26日、厚生省は、熊本水俣病はチッソ水俣工場のアセトアルデヒド製造工程で副生されたメチル水銀化合物が原因であると発表した。同時に、科学技術庁は新潟有機水銀中毒について、昭和電工鹿瀬工場のアセトアルデヒド製造工程で副生されたメチル水銀を含む工場廃液がその原因であると発表した。この2つを政府統一見解としたが、この発表の前の同年5月に新日窒水俣工場はアセトアルデヒドの製造を終了している。このとき熊本水俣病が最初に報告されてからすでに12年が経過していた。なお、厚生省の発表においては、熊本水俣病患者の発生は1960年で終わり、原因企業と被害者の間では1959年12月に和解が成立しているなどとして、水俣病問題はすでに終結したものとしていたが、その後の展開から見てもこれは妥当な判断であったとは言い難い。
ニクソン・ショックとは1971年アメリカ合衆国が、それまでの固定比率によるドルと金の交換をとめたことによる、国際金融の枠組みの大幅な変化をいう。ニクソン大統領(当時)が国内のマスメディアに向けこの政策転換を発表したことにより、ニクソンの名を冠する。ショックと呼ぶのは、この交換停止はアメリカ議会にも知らされておらず極めて大きな驚きを与えたこと、またこの交換停止が世界経済に甚大な影響を与えたことによる。ドル・ショックとも呼ばれる。
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もののけ姫 あらすじ
かつて(物語の時点から500有余年前)大和朝廷に滅ぼされた蝦夷の豪族の末裔である少年アシタカは、突然現れた「祟り神」にかけられた呪いを解くため、遠く西方にあると言う神々の住む山を目指して旅立つ。そこで彼が見たものは、森を破壊しながら必死に生きるタタラ製鉄集団と、人語を解する獣達〜荒ぶる神々〜「もののけ」、そして山犬(狼)と共に生きる少女サン(もののけ姫・山犬の姫)であった。やがて山を守ろうとする神々と、神々の神である「獣(シシ)神」を倒そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。人間達の軍隊は長年かかって備えてきた石火矢や鉄砲で、数において勝る神々を打ち破っていく。そして獣神の首を討ち取った時、神によって世界が崩壊していく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB
舞台 たたら製鉄所とは?
砂鉄は,火成岩(カコウ岩など)の中などに少量含まれています。そのため,風化してできた砂の中から砂鉄を選び出すことになります。河川や海岸で砂鉄を見ることが多いのは,火成岩の砂が河川を流され,海の波で移動するうちに比重の違いで自然に集まったからです。これを「比重選鉱」といいます。
こういった,自然が選鉱した砂鉄はすぐにとり尽くされたことと思います。そこで,砂鉄のルーツとなる山を切り崩し,人工の川を作って砂を流し,砂鉄を得るようになったのです。得られた砂鉄の100倍もの砂が必要ということですから,次々に山を切り崩していったことと思います。また,木炭も多量に必要ですから,木も切り倒され自然破壊が急速に進んだのです。実は,これが映画「もののけ姫」の設定背景だったのです。森とたたら場の対立をもとにして,現代に続く自然破壊と人間の関係を問い直そうとしたようです。
島根県の隠岐へ旅行に行きました。そこで,真っ黒に広がる砂鉄の浜「外浜海岸」を見たのが砂鉄との最初の出会いです。浜の砂鉄は太陽の光でキラキラと黒く輝き,持ってみるとずっしりと重いのです。古代の人々が特別な何かを感じたことは容易に想像できます。これをきっかけに,打ち寄せる波による自然の比重選鉱で砂鉄が集まった事や(これを「打上げ砂鉄」と呼ぶ),自然の中では最も強磁性物質であることや,黒錆びと同じ成分である事などを知りました。また,たたら法で作られた鉄によって文明が発展するとともに,武器として大規模な戦争をもたらしたことも想像できます。このように,自然の産物が日本の歴史に大きく関わってきたわけですが,今では誰からも注目されずに海岸に広がり,その上で海水浴客が楽しんでいるのは感慨深いものです。それだけに,砂鉄やたたら法による製鉄をテーマにした「もののけ姫」のヒットは,私にとっては特別な出来事でした。私は,昔から砂鉄の魅力に取りつかれていたようです。
(私見)
おそらく、未だに水俣病との戦い、農民に武器を握らせた戦いの幕開けに関して、疑惑は晴れないし、武器を持つものたちが勝ち続けるだろう。
私達は武器を持つものたちを雇っているのだ。
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