★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板1 > 519.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□[大宇宙の旅]幻の本、半世紀ぶり復刻…松本零士さんも感激|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2393767/detail?rd
[大宇宙の旅]幻の本、半世紀ぶり復刻…松本零士さんも感激
「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」など、漫画家・松本零士さんの名作の原点となった児童向け天文学書「大宇宙の旅」の初版本が今年7月、約半世紀ぶりに復刻された。著者は京都産業大(京都市)の創立者で、京都大名誉教授の天文学者、荒木俊馬氏(1897〜1978)。昨秋、京産大が独自に非売品として復刊したところ、口コミで評判が広がり、“幻の本”の復刻につながった。松本さんは「この本がなければ今の僕はなく、人生で最も大切な本だ。たくさんの子どもに読んでほしい」と話している。
この本は恒星社厚生閣(東京都)が1950年に発行。中学1年の少年が光の女神に導かれ、地球や太陽の周辺から、膨張する宇宙の果てまでを旅する物語で、荒木氏がイラストを描き、高度な専門的理論もかみ砕いて易しく解説している。
04年夏、坂井東洋男学長がインターネットの古書を扱うサイトで偶然発見し、京産大が購入。荒木氏の遺族の許可を得て独自に複製し、昨秋の建学40周年記念式典で1800部を配布した。そのうわさが広がり、ヤマトファンや大和ミュージアム(広島県)などから同大学に問い合わせが殺到したことから、同社が復刻を決めた。
松本さんは小学6年でこの本に出会った。姉が「(松本さんの)マンガが新聞に載ったら買う」と約束し、翌年、毎日中学生新聞に4コママンガが初掲載されたことから、姉が購入。松本作品への影響は大きく、ヤマトや999が目指す大マゼラン雲(イスカンダル星)やアンドロメダ銀河のデータはこの本の引用だ。
復刻版には最新天文学の解説を追加しているが、松本さんは「高度な内容を子供にも分かるように書き、更に大人の知識欲も刺激する本。科学的なデータが訂正されても、作品中の設定は変えていない。この本と同じでないと気分が出ないから」というほど思い入れが深いという。
復刻版は定価2940円。問い合わせは恒星社厚生閣(03・3359・7371)。【奥野敦史】
2006年09月01日15時05分
▲このページのTOPへ HOME > 環境・エネルギー・天文板1掲示板