★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板1 > 497.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.sankei.co.jp/news/060724/boo015.htm
科学的な死後の魂の探求
死後、人間の意識は魂という形をとって存続するのか? 人類永遠のテーマである。これまでに科学的な方法で、この是非を証明してみせた者はいない。あたかも、たった1枚の鏡をのぞきこんで、自分の背中の状況を把握しようとする行為にも似ている。
しかし、科学的態度はいつも、人間を冷静にする。特にスピリチュアル(精神、霊魂)な分野に関しては「あると思う者は根拠を求めずに信じ、ないと思う者ははなから相手にしない」のが、大方の態度だった。それでは問題解決にならない、というわけだ。
メアリー・ローチは米国のサイエンスジャーナリストだ。国内では前著『死体はみんな生きている』(NHK出版)で、人間の死体はただのごみではなく、さまざまな活用方法があることを、科学的にリポートした。
今回は、テーマを「死体」から「霊魂」に1歩昇格(?)させて、「魂が存在し、死後もそれが続くことを心から信じたいが、信仰によってそれを受け入れるのには抵抗がある」読者を念頭においた。きわめて科学的なアプローチで、死後の魂の探究に取り組んだ。
生まれ変わりはあるのか? 魂の重さは計れるのか? エクトプラズムって何だ? 霊界通信はあり得るか? 幽霊の存在の有無は? 臨死体験の真実は? いずれも、五感で確かめてみなければ気がすまない。
編集を担当したNHK出版図書編集部の松島倫明氏は「読者はスピリチュアルな問題に関心のある30代前後の女性層を想定しています。信じる人と信じない 人の谷間にほうり込まれたような本です」。原題は『SPOOK』(幽霊、オバケ)。昨年の「ニューヨーク・タイムズ・ベスト100冊」に選ばれている。 (殿村直子訳/NHK出版・2100円)
▲このページのTOPへ HOME > 環境・エネルギー・天文板1掲示板