★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板1 > 474.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2006年6月 No.3
対立する国際捕鯨委員会総会とあくまで捕鯨に反対する豪州議員
(ソロモン諸島)
カリブ海セント・キッツで開催された国際捕鯨委員会の初日のヒアリングで、昨年は大方の問題で日本に賛成票を投じたソロモン諸島が、今回は豪州の主張に賛成した結果、日本が提出した決議を秘密投票とし、議題からある重要事項を削除するという案は阻止された。その他の太平洋地域に所属するツバル、パラオ、キリバス、マーシャル諸島は商業捕鯨に賛成の意を示した。結果的には20年前に捕鯨禁止が決定されて以来始めて、商業捕鯨禁止を非難する決議案が採決され、日本は将来の捕鯨再開に向けての環境醸成に成功したとロイターは伝えている。一方、会議に出席した豪州連邦政府の環境相は調査捕鯨で捕らえられた鯨の75%が死亡するまで少なくとも15分間もかかっていると発表した。キャンベル上院議員は人道的に捕鯨が行われているという日本の主張はまったくの嘘で許されるものではないとし、グリーン党のブラウン上院議員も、豪州政府としては南極地域で日本とアイスランドの捕鯨方法を阻止するために一層の対策を進めなければならない、また、調査捕鯨は「科学」の名のもとに続けられてきているが、身の毛もよだつおぞましい行為であり直ちに中止されなければならず、豪州は次の夏季にシドニー、ブリスベン、豪州東沿岸沖等で行われる日本の捕鯨を阻止するための監視を強めていくべきだと主張している。国際捕鯨委員会は銛で打たれた鯨の80%以上が即死に至らず、ウインチで捕鯨船の甲板に上げられてもしばしば生き続けているケースがあると報告しているが、日本は捕鯨方法が非人道的であるという報告を直ちに否定した。
(Radio Australia & Australian Broadcasting Corp/ Pacific Islands Report/ June 19, 2006)
http://www.pic.or.jp/news.htm
▲このページのTOPへ HOME > 環境・エネルギー・天文板1掲示板