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DNA解析でわかった進化の道筋
http://www.asahi.com/science/news/TKY200606200469.html
2006年06月20日
空を飛ぶ哺乳(ほにゅう)類、コウモリはウマやイヌと近い仲間で、サルやネズミとは縁遠いことを東京工業大の岡田典弘教授らがDNAの解析で突き止めた。米科学アカデミー紀要の今週の電子版に発表する。
コウモリは、姿かたちから霊長類に近いとされていたが、最近のDNA解析でクジラやウマなどに近いことがわかってきた。だが、詳しい進化の位置づけは不明だった。
岡田教授らは、DNAの中で自分自身の複製を増やしていくレトロポゾンと呼ばれる小さな配列を使い、進化の道筋を調べた。レトロポゾンは1回、染色体に入り込むと抜けずに子孫に伝わるため、レトロポゾンの位置を調べることで、枝分かれした順序がわかる。
その結果、コウモリ、ウマ、イヌ、ウシ、クジラの枝分かれの順序は、まずウシとクジラのグループが分かれ、その後、コウモリが分かれたとわかった。
岡田教授は、共通祖先を持つコウモリとウマとイヌの仲間を、翼のある馬のペガサスをもじって「ペガソフェラエ」というグループ名で呼ぶことを提案した。
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