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http://www.mainichi-msn.co.jp/science/news/20060416k0000m040053000c.html
地球温暖化が現在のペースで進むと今世紀中に、希少動植物が集中して生息する地域で、そこにしかいない固有種の大量絶滅が起こる恐れが大きいとの研究を、カナダ・トロント大などの国際チームが14日までにまとめた。
温暖化による影響だけで、約6万の固有種が絶滅する恐れがあるという。アジア太平洋地区ではタイやミャンマー、南西オーストラリアなどで特に影響が顕著だと分かり、チームは温暖化対策の強化を求めている。
世界中には限られた範囲の土地に、多くの固有種がすむ「ホットスポット」と呼ばれる地域が存在する。
チームは、ホットスポット25カ所について、現在のペースで温暖化が続いた場合、生物が依存する植生がどれだけ変化するかをコンピューターモデルで推定。結果を基に各地域の固有種の絶滅を予測したところ、平均12%、最大で43%の固有種が絶滅するとの結果になった。最大の場合だと、植物は約5万6000種、動物は約3700種に相当するという。
アジア太平洋以外では、アフリカ南端やカリブ海、地中海などで特に影響が深刻と推定された。
日本列島も昨年、国際環境保護団体により新たにホットスポットと認定されたが、今回の研究では評価の対象外。しかしチームのメンバーで米環境保護団体、コンサベーション・インターナショナルのリー・ハンナ博士は「日本の貴重な動植物も温暖化によって危機にさらされるのは明らかだ」と話している。(ワシントン共同)
毎日新聞 2006年4月15日 19時17分
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