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[10番目の惑星]天体直径は冥王星の1.3倍 ボン大観測 毎日
「太陽系10番目の惑星」だと米航空宇宙局(NASA)が昨年7月に発表した天体の直径は約3000キロで、冥王星(約2300キロ)の1.3倍あることが、ドイツ・ボン大などの観測で分かった。2日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。この天体を惑星と認定するかどうかは国際天文学連合(IAU)が今後決めるが、国立天文台の渡部潤一助教授(惑星科学)は「冥王星は惑星ではないという意見すらあり、簡単に結論は出ないだろう」と話している。
天体は約560年周期で太陽を回るだ円軌道上にある。現在は太陽から約145億キロ離れており、冥王星と太陽の平均距離より2倍以上も遠い。
太陽系の天体の大きさは、天体の光の反射率と太陽との距離から計算する。この天体は、太陽からの距離が離れすぎていたため、発見当初は反射率が分からなかった。
研究チームは口径30メートルの電波望遠鏡で観測し、反射率が氷で覆われた冥王星とほぼ同じことを突き止め、大きさを特定することに成功した。
太陽系の外縁部には小天体が多数存在する「カイパーベルト」と呼ばれる領域があり、この天体もその一つとされる。
渡部助教授は「観測を続ければ、同じような大きさの天体が発見されるだろう」と話している。
【下桐実雅子】
2006年02月02日03時32分 毎日新聞 /
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1680773/detail?rd