★阿修羅♪ > 自然・天文1 > 284.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060106-00000008-kyodo-sociより引用
密度のむらが磁場の起源 宇宙の謎に新説
銀河や銀河団に存在し、その起源が大きな謎とされている宇宙の「磁場」は、宇宙誕生時にあった物質の分布密度のごくわずかな“むら”から生まれた可能性が高いことを、国立天文台や東京大などの研究グループが明らかにし、6日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
誕生当時の宇宙には、電子や陽子などの物質がほぼ一様に分布していたが、場所によって密度にわずかなむらがあったことが分かっており、近くにある物質どうしが重力で引き合ったために星や銀河ができたと考えられている。同グループは、このむらによって生じた電子などの動きが電流を発生させ、同時に磁場をも生み出したことを計算で証明した。
銀河には磁場を増幅させる機構があるとされており、同グループは「密度むらで生じた小さな磁場が、この機構によって銀河の中で次第に成長し、現在宇宙にある磁場の大きさになった」としている。
(共同通信) - 1月6日4時30分更新