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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/1213/005.htmlより引用
歯のないくちばし持つ最古の鳥 内モンゴルで化石発見
2005年12月13日10時46分
中国・内モンゴル自治区の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から、くちばしに歯のない鳥の新種化石が見つかった。現在の鳥類の仲間(真鳥類)の化石としては最古だ。鳥類は恐竜から進化する過程で歯を失い、くちばしを持つようになった。鳥類の起源解明につながる発見になりそうだ。中国と英国の研究者が12日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
化石には逆立った「とさか」など羽毛の跡がはっきり残っている。長い脚と細長い翼を持ち、とがったくちばしには現代の鳥類と同じように歯はなかった。こうした特徴から、沼や湿地の浅い水辺を歩きながら魚を捕食、飛行能力も高かったとみられる。
国立科学博物館の真鍋真主任研究官は「恐竜が絶滅に向かった時期に、水辺に生活圏を広げていったことが鳥類が生き残った要因かもしれない」といっている。