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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051201i204.htm
3億3000万年前に生きていた巨大な節足動物ウミサソリの足跡化石を、英シェフィールド大の研究者がイギリス北部で見つけ、1日付の英科学誌ネイチャーで発表した。
足跡は、張り出したがけの表面に、長さ6メートルにわたって残っていた。足跡の大きさから、体長1・6メートル、幅1メートルのウミサソリがゆっくりと曲がりながら歩いた跡と見られる。3対の足がつけた跡のほか、真ん中には尾をひきずった跡もはっきり残っていた。尾が地面についているため、水中で浮いている状態ではなく、水から出て歩行していた跡とみられる。
ウミサソリは2億5000万年前に絶滅した。現在も生きている動物の中ではカブトガニやサソリに近い。2メートル以上の種類もおり、主に水中で獲物をとらえていた。
千葉県立中央博物館の加藤久佳・研究員の話「大型のウミサソリが水辺を歩いた跡の化石だろう。このような大型の種類でも水中と陸上の両生のものがいた可能性が高まった。歩き方を復元するうえで重要な証拠になる」
(2005年12月1日12時57分 読売新聞)