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約137億年前の宇宙誕生直後に形成され、「宇宙最初の星」と呼ばれる一群の星から出たとみられるかすかな光の検出に成功したと、米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターのチームが、3日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
こうした星は、大きさは太陽の100倍もあるが、ごく短命だったと考えられており、既存の望遠鏡での観測は無理。今回も光の発生源を直接特定することはできていないが、スピッツァー宇宙望遠鏡を使い、星が放出した赤外線を捕まえたという。
チームは、星や銀河の存在がよく調べられている「りゅう座」の方角を、スピッツァーの赤外線カメラで精密に観測した。得られた観測データから、星や銀河の影響とみられる赤外線や“雑音”を丹念に取り除いた。
その結果、なお不均一に広がる赤外線が検出されたため、チームはこれが「最初の星」から放出された赤外線である可能性が極めて高いと結論付けた。(ワシントン共同)
毎日新聞 2005年11月3日 18時53分 (最終更新時間 11月3日 19時12分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051104k0000m040032000c.html