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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050928i405.htm
巨大な「ダイオウイカ」が深海でえさに迫る姿を、国立科学博物館の窪寺恒己・動物第三研究室長らが撮影し、英国の科学雑誌に27日発表した。
ダイオウイカの生態は謎に包まれており、本来の生息場所である深海での活動をカメラにおさめたのは世界で初めて。
窪寺室長らは、約1年前、小笠原・父島の南東沖で、えさとカメラをつけたナイロン糸を水深900メートルの海中に沈めたところ、ダイオウイカが針にかかった。イカは、4時間にわたってもがき、腕を切って逃げた。全長は8メートルもあったと推定されている。
ダイオウイカは、最大の軟体動物で、全長が16メートルに達した記録もある。動作は鈍く、海中を漂いながらえさが来るのを待っていると考えられていた。科博の連続画像は、ふつうのイカのように腕を伸ばしてえさに襲いかかる瞬間をとらえており、意外に行動的であることがわかったという。
(2005年9月28日13時0分 読売新聞)