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胡瓜流女性論 (Res:3) All First100 Last50 INDEX SubjectList ReLoad ▲10▼
1 名前：女 投稿日： 2006/06/17(土) 06:44:17
“女扱い”
そうでしょう、久米さん。女性というのは規格ですね。粗雑な規格ならば、
直ぐに辻褄が合わなくなる‥‥発言事実以前に、
規格内容として整合性の無さが露呈するのでしょう。
誰がというのでなく‥‥皆は、その規格の多重性（矛盾内容）からくる規格落差を用いて、
つごうよく、その言葉（例えば女という概念）を利用して、人生を有利に切り抜けていこうとするのですね。
{ 女だから不利だ、しょせん女だからしかたない、もうこれでいい、女としてすべきことがある、
女だからもともと損しているので、これぐらいはしていいだろう… }
言葉の魅力が、その時々でどうとでも使えるという利便性なら‥‥そして、これが陰謀であるならば
これを与えたのは、まさに悪魔なのでしょう。誘惑に負けて暴走した（黙認した）のが‥‥
フェミニストであれ、守旧派であれ、彼女らは「女」という身体をイビツに解釈している気が、僕はしているのです。
片や女性の地位向上のために、女性として闘う、しかし女性のままでは不利なので、
男性として闘うときには、ジェンダーフリーが役立つといった風に‥‥。
また「女性への抑圧性」を逆手に取って、ひとくくりにすることを差別だと糾弾しつつ、
いっほうでは「女性固有」の属性を定立して（‥‥女とはこういうものだからと）保護・奉仕を要請するとか‥‥。
僕は女性という概念が面白く、あえてそれを物語りとして多様に用いたりしますが（笑）
しかし、女性認識について真っ当かつ正直に自他欲望的でも
あったのが、意外にも（連合）赤軍だったとしたら（？）
やはり、男女問題は、実地でもがくほうがいい世俗研究ができますね‥‥。
久米さんナイスです、いい（苦を伴う）問題提起という意味でヒットです‥‥。
2 名前：【転載】 投稿日： 2006/06/17(土) 06:52:14
こんにちは、発行人のオテロです。
本日、俎上にのせる作品は
「親密すぎるうちあけ話
CONFIDENCES TROP INTIMES」です。
女は人妻、男は冴えない風貌の税理士。人妻は美しさゆえはかなさと
激しさを身にまとい、税理士は予想のできない彼女の言動に戸惑いを
隠せない。女の口から発せられる言葉の裏を読み、何とか本心にたど
り着こうとする男の魂の彷徨は心理サスペンスの様相をまとう。しか
し、その駆け引きはあくまで男女間の「愛」の範疇を越えることなく、
わざわざヒッチコックのようなタッチにする必要はない。
3 名前：【転載】 投稿日： 2006/06/17(土) 06:52:41
税理士のウィリアムのところに美しい女が突然訪ねてくる。彼女は夫
との私生活を赤裸々に語り、去っていく。更にウィリアムをカウンセ
ラーと勘違いしている女は夫の異常な欲望を打ち明ける。しかし、彼
が税理士と知った女はアンナと名乗り、その後もなぜか通ってきて濃
密なプライベートをウィリアムに聞かせる。
数字と書類に囲まれた退屈な日常。妻にも逃げられ自宅兼オフィスが
世界のすべてだったウィリアムには、アンナは人生に闖入してきた傷
ついた小鳥。ちょいワルオヤジになりきれない中年男の逡巡がリアル
で、セックスを望んでいるアンナに対しなかなか行動に移せない自信
のなさが哀愁を誘う。
何ゆえ犯罪映画を匂わせるような表現法をとったのだろう。女の気持
ちは分らないことばかり、それ自体が男を狂わせる犯罪、とでも言い
たいのだろうか。本来コメディの題材なのに、パトリス・ルコントは
ミステリータッチにこだわるあまり自縄自縛の陥穽に落ちてしまった。
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