★阿修羅♪ > 昼休み6 > 241.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
刑事物語
間も無く定年を迎えようとしていた刑事は、自分を憎んでいる3人の
凶悪犯の中で 刑事生活の最後に、誰を監獄へとブチ込むか長いこと考えていた。
そこで彼は3人の情報屋に150万円ずつ渡し、
理由をつけて懐に入れさせ、凶悪犯がその金をどう使うか見ることにした。
一人目の凶悪犯は、高価な工具とレンタルのパワーシャベルを用意し、
町の外れのATMに行き、 根こそぎ金庫を奪い、空き家で素早く
現金を取り出してこう言った。
「俺は、最も手荒らな男だ、ビビらず何でもするから、捕まえようがない。
お前の法律がらみの駆け引きなんかに応じたりしない、そう伝えとけ」
二人目の凶悪犯は、新しいスーツやシャツを買い、プチ整形までして、
指紋も落とし、整骨し、義肢を填め、すっかり別人になって、こう言った。
「顔のド真ん中にハテナマークを入れた、生まれ変わったこの俺の
写真をあいつに渡しとけ、あいつは俺の顔を
3度も見ているが、もう捕まえようがない」
最後の凶悪犯は、150万円をボロアパートの頭金にし、
人を集め、ネットで宣伝した。そして女に客を取って
300万とし、それで航空券を買ってこう言った。
「ありがとうよ、これで堅気の商売ができた、恩にきるぜ。
ほとぼりが冷めるまで、ちょっくら遊んでくらあ」
刑事は凶悪犯たちの余りの馬鹿さ加減に呆れ、尾行・張り番して
いた3人の部下に命じ、応援を頼んで3人とも捕らえたのである。
妹の見極め方
http://asyura2.com/0510/lunchbreak6/msg/239.html
投稿者 死ぬまで生きる madoonna