| ★阿修羅♪ > 昼休み6 > 234.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
ぱんさんの「ケムログ」と、「悪魔主義」について。
─ ‐ ─ ─ ‐ ─ ─ ‐ ─ ─ ‐ ─ ─ ‐ ─ ─ ‐ ─
私は、ぱんさんのケムログの愛読者でもありますが、
このところのナチスのオカルトは大変刺激的ですね。
そういえば‥‥ぱんさんは「本拠地」に顔を出されなくなっています
けど、あれだけ、毎日のように翻訳されていたら、他のことは何も
出来ない感じになるのでしょうね。私は、ぱんさんのケムログには、
コメントは書いていませんが、ちょっと気になることがあったので触れて
みたいと思います。ぱんさんは大変謙虚な方でして（以前ヒトラーのグレイル、“行方不明の
キリストの聖杯”の研究のところで）「誤訳している確立【侭】はこれまでで最大級です」と
見え消しで書かれていたと思いますが、読んでみるとそんなに不自然な箇所は見られな
かったのですね。読んでいて途中で、あれ、これはヘーゲルの思想じゃないか、
と思っていたら、やはりヒトラーがヘーゲル（派）思想の流れを汲んでいるというような
話だったわけです。ですから、ぱんさんが【このヘーゲル派の説なのですが、私には
難しくて解りませんでした。そのため、本当にその説でこんな事を言っているのかどうか
さえ解りません。】とおっしゃっているわりには、さすが、見事に翻訳されていたと
思うのです。ヘーゲルというのはバリバリの左翼の人には親父みたいな人で（笑）、
グラデュエイトは「精神が正→反→合と進むアウフヘーベン」という形で叩き込まれて
いると思います。単純な「開発路線」とは相容れないとしても、進歩主義知識人という人達は、
多かれ少なかれ、この影響下から逃れられない「人種」ではないかなと思っています。
そうかんがえると（ヴェーヴェルスブルク城を中心とする３つの輪ではないです
が）、左右両陣営は、もともと全体（設計）主義的な同じ源流を持つ人たちだと
いうのも分かる気がするのです。（このあたりは昔、阿修羅のホロコースト板
で、シオニストとナチスの抜き差しならない関係が取り沙汰されていたでしょう）
さて、ヒトラーと作曲家の関係が出てきていましたね。“フリーメイソンモーツァルト”
および（“ナチス党を理解するには、まずワグナー”というあの）ワグナーに話が及ぶの
は当然なのかもしれません。モーツァルトが「天上の音楽」ならワグナーは「最上の種族」
“神神‥‥そしてリング！”というわけなのですね。ヒトラーがコンタクトを取っていた相手
もしくは、その指導下で生み出されてくる存在を、“人類の「突然変異体」にする予定で
あった”のだとすると、それを「超人」と称するからには、自ずとこちらはニーチェの思想に
なってくると思います。ニーチェといえば、Ｒ．シュトラウスも有名（もちろんネオコン系のほう
ではない）でしょうが、ワグナーと同じ（後期）浪漫派ということにはなろうかと思います。
難しいことはさておき、その「超人」というのは何も、遺伝的な「強化人間」というのでは
なくて霊的能力を開発された「特別な人間」ということみたいです。この「人間」は、国家の
帰趨を占うような場には現れても、いわば力の塊のようなものらしく、実体が無くて煙のように
消えてしまうことさえ可能らしいわけです（これを一部では“ルシファー”と仮称しているのですね）。
しかし、もしそういう実態なのだとすると、ＣＩＡやイージスのセル、“産業スパイ”の監視下で、自己
破壊の危険をともないつつも早期啓発を強要されている“被験者”に過ぎないかもしれないわけです。
成功すれば“高い世俗的ステージ”を与えられるものの、失敗すると発狂したり発火する
という、もしかしたら何百人の候補者に唯１人を見つけるための使い捨てだったりするの
でしょう。したがって、能力は悪魔だとしても精神傾向そのものの悪魔本体とは程遠いの
ではないかと思うわけです。寧ろ、オカルティズムの実働部隊として、本当に世界を動かして
きた思想は、恐らく翻訳に見られるような「最終統合へのグラデュエイト、半永続的で漸進的な
進化思想」であろうし、また抗う異教民族が淘汰、捨象されるような「賢人によって優性支配される
ところのオカルト、隠された礼拝」ということなのでしょうね。これら２つは無論、ヘーゲルとニーチェが
体現しているのだと思います（ダーウィンとで、時空と身体の三位一体が完結しているのでしょう
か）。彼らは両輪であろうものの、ヘーゲルが先行し、マルクスなどは、先達としてのヘーゲルや、
同時代の最先端の研究や思潮を、首尾よく変性させて取り込んだかに見えて、
まんまと、その精神的ウィルスの、具体的な乗り物にされた感があります。
他方、２０世紀を席巻したのはニーチェを源流とする相対主義、フランス現代思想だった
ようです。では２１世紀はどうかというと、なおも彼らの呪縛からは逃れられそうにもないですね。
まさか、ニーチェとヘーゲルをアウフヘーベンし、超人社会が現出するようなことだけは
避けてほしいと、そう願うのみの厳しい状況が待ち受けているのかもしれません。
（したがって思想上の悪魔がいるのだとすれば、強いて挙げなくても、
避けがたく、この２人なのだろうと思っています）
※ 日本ケムトレイル協会というのは、私の個人的な戦略であり、
前回書いたように“集団的団体の実在”を表現するものではありません（笑）。
会員１名の小所帯です、恐らく何時までも‥‥。
…ケムログのメインページです。
http://blog.chemblog.oops.jp/
（“総合サイト The Horizon”の）通称「ケム板」直
です。 http://www.t-xxx.com/joyfulk/joyful.cgi
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。