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(回答先: Re: 根絶方法は簡単に思えるのだが。100%の情報公開と、あらゆるレベルでの天下りの禁止、内部告発制度の充実。 投稿者 南青山 日時 2006 年 1 月 09 日 00:03:53)
>南青山さん どうもです。
>あらゆるレベルでの天下りの禁止
このような思考が結果的に運用を妨げるのではないか?とも考えられます。
悪いと言われる事は全て「絶対悪」だとする思考はデジタル思考の二元論でしょう。
K的には「天下り」も悪のイメージが定着してしまったが「必要だから無くならない物」ではないかと考えています。もちろん許されない天下りはあるとは考えていますが、一部を持って「全てが本当に悪で、なおかつ即時に廃止可能か?」は別の問題ではないかと言う事です。
天下りというのは「役職ポストを開ける」という意味と「同じ人が同じポストに長期間いる事で起こりえる不正とか癒着構造の防止」という意味合いもあるのだろうと考えます。
年功序列も崩れている現在では一概に言えませんが、例えば自分より若い奴が自分の上位ポストに居座ってしまい。天下りの禁止によって「定年まで居座る」のなら、労働意欲は維持できないかもしれません。また、管理者として長期間同じポストにいる事で職場全体の活性化は停滞し、場合によっては不正が起きやすい体質に変化していく事も考えられるでしょう。
天下りを不正としても依然として無くならないのは、それが必要だからだとも考えられます。そもそも、民間企業では下請け業者の重役として出向的な事は極一般的な手法でしょう。問題は「天下り」という手法ではなく、中身なのだろうと思います。正規の退職金を受け取り今までより良い給与をもらい、数年で更に巨額の退職金を得る。といった「言語道断の天下り」は問題外ですが、多くの天下りは「給与は半分、退職金は年数次第」と言った「常識の範囲内」とも思われます。
許されないレベルの例のみが「報道される事」によって、全ての天下りのイメージが出来上がってしまっていると言う部分も考えられます。
更に書けば「天下りによって企業との癒着構造が出来る」という部分はあるし、そこは問題だろうと考えます。しかし、一定の分野で仕事をしていた「公務員は他の職などできません。世界一潰しの効かない職業が日本の公務員です。」
この点は考えていく必要はあるのだろうと考えてもいます。
人口減少と少子高齢化の中で「その分野に限ればそれなりに優秀であった人材」を「天下り=悪」という思考停止の考えで、早期に楽隠居させてしまうのはどうなのかと考えています。