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(回答先: Re:官製談合と地産地消は問題のレベルが違うと思います。 投稿者 ジャン 日時 2006 年 1 月 08 日 14:37:54)
>ジャンさん ご意見に感謝いたします。
>【官製談合と地産地消は問題のレベルが違うと思います。】
本文でも触れていますが、このように考える人が多いであろう事は予測していました。
で、官製談合の「庶民レベルでの問題点=官製談合があるから我々の暮らしは楽にならないというイメージ的な怒りの感情」という物を考えてみて下さい。
問題点は「無駄な予算の支出」の一点に集約されるのだろうと思います。
勘違いしている人が多い気もしますが、一部の例外はあるにしても基本的には「官製談合を持ちかけるのは民間企業(の共同体)」なのだろうと思うのです。本当に一部の例外以外は「官側から談合して下さい」と持ちかける事は無いのだろうと思うのです。
さらに言えば「官側は談合を見逃している」という意味合いが強く、順番的に落札する事で「倒産が最小限になるかもしれないという慈悲の気持ちを持って、見て見ぬふりをしている」のが当初だったのだろうと思います。
その後「賄賂」が登場するのでしょうが、多分ですが一部の公務員の人は「キッパリと断る」くらいだろうと思います。
Kが公務員系の旅館で感心した事がありますが「チップを断る人は3割くらいいる」という事実です。旅館の説明には「当館ではチップは必要ありません」とも書いてあります。
ここが、問題でもあるのですが、「賄賂というのは、お礼という意味もあるでしょうが、悪の意識が悪の仲間に引き込むために用意されると言う意味合いの方が強い」のだろうと思います。しかし「折角の好意を無下に断るのも角が立つ」のも確かでしょう。と言って受け取ってしまえば「癒着構造が出来上がる」のです。この時点で「罪悪感が発生します。」
今回は総合的に判断して「この企業が落札するのが妥当(ここで落札させないと企業収益が悪化して倒産にいたる可能性もある)」という判断から、見て見ぬふりをした事が仇になって「悪の仲間に入れられてしまう」という場合は比率的には高いのではないか?
とKは想像しています。
姉歯建築士の耐震偽装問題は「準公務員でイーホームズの社長の藤田東吾氏の告発」によって発覚した。参考人招致の際の小島氏と藤田氏のやり取りは印象的だったが、堅い正義感だけで、生命の危険を感じるほど恨まれる事もある。のである。
多分、藤田氏の告発は遅れに遅れたのだろうと思う。相当の葛藤があったはずである。しかし、最後には「準公務員としての正義感が勝って、告発に至ったのだろう」とKは思っている。
おそらくは藤田氏の決意がなければ、この事件は未だに発覚していない。
その勇気は「各場所における。藤田氏の自己保身の言い訳」を差し引いても余りある勇気ある正義感だろうと評価すべきだろう。
官製談合の癒着構造は「民間側が官に便宜を要請する」というのが基本構造である事が比率的に高いはずである。ここを是正するのは3つの方法論がある。
1 民間企業の官に依存する体質を是正する。(頼まなければ官製談合にはなり得ない)
2 官製談合を発見した時点で「バッサリと処分する事を国民全体が支持し、何らかの不利益が生じないように保証する。」と言う事である。しかし、先の「郵政民営化時の造反議員」や「NHKを内部告発した事件の顛末」や「イーホームズの藤田氏への評価」などを考えれば、正義感が仇になる。のが現状であろう。
3 公務員自体を無くしてしまう。悪い魚が住むので池自体を無くそうという。考え方であるが、基本的には存在が必要だと考えられていたから存在した部門を廃止して良いかどうかは検証が必要である。
というのが基本的な考察方法であり、ここから、さらに方法論を模索する事になる。のであるが、問題は、そこまでして、官製談合を根絶すべきか?という部分もあるという事である。
「少し知識を有し製品原価を知っている専門家に判断させれば」明らかなボッタクリは分かるのだろうと思う。後は「人件費コスト」の調整が値段にどう影響するか?である。
間違いない事は「無理に値段だけを下げればどこかに無理が行く」と言う事だろうとKは思う。原材料を直接仕入れる方法が一般的になれば「中間流通業は死滅」である。
材料を安く押さえれば、松阪牛の肉が米国産の不正輸入肉に化ける可能性だってある。
現場コストを落とすなら、手抜き工事である。姉歯問題のあるマンションは「耐震偽装した設計書」とは違う「さらに手抜きした施工図」があり、さらに「保管されていた図面も別にあった」そうである。また、コンクリートも薄めて使用されている。と保存写真から判断されるらしい。
価格に必要以上に拘る事が正しいのだろうか?
もちろん、官製談合を奨励するつもりはない。しかし、完全オープン・完全自由化も現状では問題があるのだろうと思う。日本の民間企業の意識がまだ成熟していない。のだろうとKは判断しています。