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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu110.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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箱根駅伝は歴代3位28.3%…ひたむきな走りに感動と共感
しかし箱根駅伝からオリンピック選手が出ないのはなぜか?
2006年1月8日 日曜日
◆箱根駅伝は歴代3位28.3%…ひたむきな走りに感動と共感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060105-00000034-sanspo-ent
2、3日に日本テレビ系で放送された「第82回東京箱根間往復大学駅伝競走」の往復平均視聴率が歴代3位となる28.3%を獲得した。2日の往路が27.6%、3日の復路が29.1%で、いずれも歴代3位。瞬間最高は、往路33.1%、復路34.8%だった。
今村司プロデューサーは「学生ランナーたちのひたむきな走りが、みなさまの感動と共感を得られたものと確信している。往路、復路、総合とすべて優勝大学が異なるという白熱した展開が功を奏した結果だと思う」とコメントした。
(サンケイスポーツ) - 1月5日12時35分更新
◆箱根駅伝はやめるべきだ 1月8日 「The SAY 」MENU
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/say/ekiden.html
正月となると、ついあのスポーツ番組を見てしまいます。
巨人戦の視聴率が一桁台に低迷する中、6時間のレースが二日間行われ、のべ12時間にも渡る生中継が獲得する視聴率は毎年25%、もはや紅白歌合戦と並ぶお化け番組と化した箱根駅伝。今年はさらに予想外の番狂わせやトップが何度も入れ替わるなどのデッドヒートが繰り広げられたこともあり、過去3番目の高視聴率27.6%を記録したとのことでした。おそらく日本テレビの関係者は今頃サッポロビールで祝杯を上げているでしょう。
しかし、毎度のことなのですが、中継をするアナウンサーが「母校のタスキを繋ぐ」うんぬんの絶叫、及び加熱する一方の報道には、どうしても疑問を投げかけざるを得ないのです。
終盤8区にて、そこまでトップを独走していた順天堂大のキャプテンである難波選手が突如脱水症状を起こし、ふらふらになりながら4位でゴールした、瞬間最高の34%の視聴率を記録し日テレから金一封を送られてもおかしくないあのシーン。あの時解説者やアナウンサーがしきりに「これが個人の大会ならとっくに棄権をしているはずなのですが・・・」と話していたのですが、確かに棄権をするとチームの順位も付かず来年のシード権も得られないとなると、走る選手はその重圧や責任感から到底自ら棄権をするということはできないでしょう。まさに浪花節の世界です。
しかし、だからこそ、あの時監督が無理にでも棄権をさせるべきだったのではないでしょうか。
自己犠牲の精神と言えば聞こえが良いですが、脱水症状を起こしてもアスファルトの路面をあと5キロ走ることを義務化されているという非近代的なスポーツは他にありません。球技のような団体競技なら途中で選手を交代させますし、サッカーは一人減ってもプレーは続けられます。シード権が無くなることくらい、一人の若手選手の将来を思えばなんということはないはずでしょう。
あの場面で監督が選手を途中棄権させられなかったのは、箱根駅伝という独特の重圧もさることながら、選手を所詮駒としか考えていない体質の現れと言われても仕方ありません。逆にあそこで勇気を持って選手を棄権させれば、名監督として名をはせたかもしれないでしょうに。
また、たかが関東の学生限定の箱根駅伝がこれほどまでに視聴率を獲得するとなると、少子化で人集めに四苦八苦している大学側は絶好の宣伝の機会とすべく、テレビでアナウンサーに大学名を絶叫してもらうためにことさら駅伝に力を入れる事態になるのも自然かもしれません。中には陸上は駅伝しかやらないという大学もあります。
しかし、そのため有望な選手が関東の大学に集中したり、わざわざこの大会に出るために実業団から大学に入り直したりという選手も見られるなど(こんなこと選手のためには何にもならない)、いびつな構造も多く見られます。また、激しいアップダウンがあるアスファルトの地面を20キロも高速で走ることが足腰に負担をかけ、選手生命を縮ませていることも指摘されます。山下りでスピードを出しすぎ、対向車に激突しそうになった選手もいました。
100年に一度のランナーと嘱望された早稲田の渡辺選手が、駅伝で燃え尽きてしまいその後全く鳴かず飛ばずで終わったのは有名な話であり、また過熱し過ぎた報道により、途中でブレーキを起こした選手が二度と立ち直れずに引退してしまったことも良く聞きます。
陸上選手は本来ならもっとトラックに力を入れるべきはずなのですが、それを阻害しているのがこの箱根駅伝とはなんとも皮肉な話です。箱根出身のオリンピック選手が出ていないことへの対策として、今年は区間変更がなされたりしていますが、もっと根本的な問題である、過熱報道、選手への重圧、いびつ構造を解決しない限り、日本の長距離陸上に未来は無いと言えるでしょう。
と、珍しく真面目な文章を書いてしまいましたが、エンターテイメントとしては面白いので(とくに山梨の外人選手が毎年二区でごぼう抜きするシーンなど)、おそらく来年も田舎の自宅で寝転がりながら見てしまうと思います(^^;。こういう人間もこの問題を引き起こしている一要因なのでしょうけれど。
(私のコメント)
正月休みはテレビも面白いものが無くつい箱根駅伝をボーっとして見ている事が多いのですが、どこが面白いのかと聞かれると答えが出てこないのですが、選手が一生懸命に走っているのが良いと言うことなのでしょう。しかしゴールに着くや否や倒れこむようになってしまうのには違和感を覚えます。一時はそれが激しいので倒れこまないように通達が出されたほどなのですが、体力の限界を超えた走りは何のプラスにもならない。
女子のマラソン選手はオリンピックでも金メダルを続けて取るくらいの層の厚さを示しているのに、男子選手はメダルに縁のない競技になってしまった。その原因としては有力選手の卵が箱根駅伝で燃え尽きてしまうからだと思います。中継でも疲労骨折して復帰してきた選手がいるように過剰なトレーニングが選手の体を蝕んでいるのではないかと思う。
箱根駅伝は歴史こそあるけれども関東地区の大学のローカルな大会であり、最終目標となるような大会ではないのですが、甲子園の高校野球大会のように酷使されて有望選手がプロで活躍できずに去っていくのと同じ現象が起きている。野球の高校生にしろ大学生にしろ体が出来ていないうちから、限界を超えた激しい試合が選手を潰してしまうのだ。
しかしテレビ局としては視聴率が取れるし、大学側も12時間も大学の名前をテレビで連呼してくれるのだから宣伝になる。選手にとってもオリンピックなどよりも箱根駅伝を目指しているくらいで、出場して良い成績を取っただけで満足してマラソンを止めてしまう選手も多いようだ。
大学の陸上部もケニアからの留学生を参加させてまで出場している大学もありますが、競技人気が過熱してくれば学生スポーツの限界を超えてしまうのでしょう。大学生なら10000メートルのトラックを走りこんでスピードをつけたほうがいいのでしょうが、箱根駅伝は20キロ以上のアスファルトの道路を全力で走るわけだから足腰も痛めてしまう選手も多い事だろう。
箱根駅伝は10人のリレー競技だから、中の一人が体調が悪くて走れる状況ではなくても走らざるを得ない事も多いだろう。また、走ってみてはじめて不調な事が分かっても棄権するわけにもいかず無理して選手生命を縮めてしまう。箱根駅伝の人気は見る人にとっては面白いが選手には過酷だ。