| ★阿修羅♪ > 雑談専用16 > 657.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
体調を崩したり、仕事も忙しかったりで、ネットもセーブしようと考えたりしている。
Ｋも色々考えたりしているわけだが、最近感じるのは「結局は自己の意識改革が一番必要なのだろう」と言うことである。
マスゴミという言葉がある。右翼系の人に言わせれば「朝日を中心にマスコミは中国・韓国などに甘く、中立的でない」と言い、左派系に言わせれば「体制迎合で偏向報道を行っている」と言う。
マスコミが一昔前のイデオロギー重視よりは「利益重視になった」のは確かだろうと思う。つまらない社説などを読むのは「ほんの一部のマニアだけ」なのかもしれない。
視聴率というものがあり、需要と供給を考えるのなら『マスコミは大衆に迎合する』のが仕方がないのだろうと思う。
多分であるがマスコミは「体制に迎合しているのではなく、大衆に迎合している」のだろうと思う。その上、日本が法治国家である以上は「政府の指導・要請は受け入れなければいけない」という側面と「マスコミの構成員（正社員）は中流階級層である」という側面もある。前にも書いたがマスコミの平均年俸は軒並み1000万円を超えている。だから、本当の意味でサラリーマン労働者の「怒りと苦しみは理解できない」という部分はあるのだろうと思う。
しかし、それでも既存のマスコミならば「イデオロギー的な理想と方向性」を持っていて「安易な大衆迎合はしなかった。」のだろうと思う。しかし、今やマスコミにも信念も方向性もないのだろう。大衆に迎合し、体制を引き延ばす事こそが「マスコミ自身の自己保身になる」のだろうと思う。国民全体的の価値観が多様化する中で「マスコミも時代の変化に合わせて変化している」のである。
そう考えてみるならば、マスゴミと単にマスコミを批判しているだけでは「孤立化するだけ」という意味もあるのだろうと思う。
もちろん、マスコミに対する批判は当然ながらある。問題は「存在自体を否定するのではなく、批判すべき点は批判すべきだが、認める部分は認める事も必要」と言うことである。
どうも、最近の人は「坊主憎くけりゃ、袈裟まで憎い」ではないが、一部分の問題点を持って、それ自体もしくは構成機構・組織全体を否定する。という傾向が強い。
前から問題にしているのだが「公務員が悪」とし「公務員を何とかすれば」全てが良くなる。というイメージというか「思いこみ＝憑き物」があるのだろうと思う。もちろん、公務員に問題はある。が、しかし、単純に「民間に移行させれば巧く行く」訳がない。のも少し考えれば分かるのだろうと思う。
官製談合が良い。訳はない。そんな事は「当たり前である」
しかし、価格破壊という物が果たして正しいことなのか？は「それも、問題なのだろう」とＫは思う。
例え話で考えてみよう。隣町に「激安の大型店舗」が出来るのは多くの人が賛成するのだろうと思う。反対するのは「競合する小売店」と「偽善的政治関係者とか労働組合が競合する商店などに取り入るため」か「本当の意味で将来を計算した結果、良くないと結論する人＝ごく少数」くらいだろうと思う。
隣町の激安の大型店舗によって起こる事というのは「こちらの町の小売店の倒産（閉店）、町税の落ち込み」である。
町民としては「一週間に一度、冷蔵庫に保管できる食材をまとめ買い」するのならば、ガソリン代を差し引いても得なのだろうと思うが、近くの小売店が潰れてしまえば「人参一本が必要でも隣町まで行く事になる」ようにもなる。と言うことも考えなければいけないだろう。
最近、公共の機関の様々な請負契約などは「公開入札」が行われるが、それによって「見積もり的には安い、遠くの企業が落札する」と言うことが『多い』らしい。
例えばパソコンなどを導入する場合、地元業者と大型量販店では勝負にならないくらいの価格差で大型量販店が勝つだろうと思う。無料サポート期間は良いのだが、問題はその後である。「ちょっとした部品の交換だけで出張旅費が数万円」という事になる場合もあるのである。「地元の業者ならば１０分で来て、あり合わせの代替え品で済むから、５００円で良いや」で済む所なのに「隣の県の大型店から来るために、半日間も使用不能の上に出張旅費が数万円」という場合もあるのである。
隣町の激安の大型店舗に顧客が取られれば税収が落ち込むと知れば、役場等の公共機関では、色々な場面で「出来るだけ、町内の商店を利用して下さい」とお願いするだろうと思う。役場などの耐久消費財の購入も「出来るだけ、町内の商店から買おうとする」のだろうと思う。
問題は「この行為が官製談合」として悪に認定されるかどうか？なのだろうと思う。
その行為は「短期的には、税金を多く使用した」のだろうと思う。少なくとも「隣町の商店で購入すれば２〜３割安く済む」という部分がある。しかし、場合によっては「その行為が町内の商店を倒産させる事」になり「それによって、結果的に税金的にはマイナスになる」という事もあり、町全体が不景気になり、隣町に町村合併になる。という結果になる可能性もあるのである。
官製談合とは違う性質の問題では？という疑問の人もいるだろうとは思う。しかし、本質的には余り変わらないのだろうと思う。極々一部の人を除いて「公務員で見返りを期待して便宜をはかるという人は、まず、いない」自己の利益のために不正を行う人は「民間より官の方が比率的には低い」のだろうとＫは思う。もちろん、低い比率でも「そのような人もいるのだろうし、いるから問題」なのだろうが、それでも多くの場合「官製談合でも必要悪として、調整的意味合い（倒産企業を出さないため）」で行われている事が多いのだろうと思う。
人間というのは感情を持つ生き物である。冷酷に「弱者を切り捨てるだけが、全ての場面で正しい」とするのならば、判断はコンピューターにでもしてもらった方が良いのだろう。
と、色々と考えるわけだが、自分自身も含めて「生活者が意識改革をしなければ、何も変わらない」のだろうと思う。小泉政権も、マスゴミ偏重報道も、アジア外交も、弱者切り捨て、公務員虐めも、結局は国民が選んだ結果としてあるのだろうと思う。
逆に言えば、現状が気に入らないのは「自分が社会に適応できていない」と言う事なのだろうと思う。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。