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「敵は自由を憎む」としきりに放言したあの国の大統領。
あの国のシンボルは自由であり、自由のシンボルはあの女神の像である。
あの日見た夢であの二楝のタワーの二番目のほう、
溢れ混雑するエスカレーター。
開放的に頭上に広がる空間に機械的な女性のアナウンス。
いささかも緊張を解く事無く、流れ落ちようと試みる波の中に私は居た。
あのタワーは経済のシンボルだったかもしれないが、
けして自由のシンボルなどではあり得ない。
もしもあのタワーではなく、あの自由のシンボルに突っ込んでいたなら、
状況はもっと変わっていただろう。
「自由を憎む」者としての最大の役割を果たすのであるならば、
まっさきに美意識たる芸術である、自由の女神を狙うべきだろう。
テロリストの美意識がそれを躊躇させたのだろうか。
それに比べれば、あのタワーの崩壊から繰り出された「自由を憎む敵」としてのテロリストイメージは虚構に近いほどかけ離れている。
「テロリスト」は本当は何を憎んでいるのだろうか。子供たちよ。
美と呼べる芸術を破壊する方が、もっとも「宣戦布告」としてのメッセージは強かったろうに。
テロリストは憎しみは憎しみとして、他国の文化までを憎まないのか。
「テロリスト」は何を憎んでいるのだろう。
そうしたアプローチもまた面白いと思ったまで。
全世界の民の安らぐ時を願え。こどもたちよ。