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文学は何より実践。最後の力ば振り絞って、集中力全開だべ。まちょこっとだでや、がんばってけらっしゃい!
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投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 12 月 20 日 01:43:17: 0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: BBさん、竹中さん、あと2週間の勝負だんべ 投稿者 愚民党 日時 2005 年 12 月 19 日 07:49:32)

愚民党さーや、元気そうだでなによりだ。
愚民党さーが全存在ば賭けて小説さ取り組んでる姿が見えるんだ、おらには。実はおらも小説ば読まされて、どうせ売れねえ小説だからっつ、長年付き合ってきてはおんだども、繰り返し校正と編集ばかり続けた結果、どっだらわげか、ま、読める、って小説さなっただよ。他さも講評ば求めたら、よくでけてるけどもま、あと少しは暖めろや、って言われたっつ。
ま丸山健二の影響もあったことはたすかだべ。ただそれだけだども、おらは何十回校正すただか。だども、これで満足はさせねんだども、考えてみろや、愚民党さー、島崎藤村の夜明け前なんざ藤村の長年、何十年さもわたって温めた原稿で、藤村の人生はこれば書くためにあったみてなもんだっつう記録もあんだよ。読み続けたのは後妻だ。ま、無償で読んでくれる人間ば持つことも必要だな。

小説も読むほうの立場とつがってなあ、書くほうは何ば基準さすてえんだかわがんねべすい、んだから、もすも書き続けたければ、通常のコレクションみてな文学記念館みてなとごさではねぐて、北九州市小倉の、小倉城の敷地内さある松本清張記念館さんぐこったべな(木村のずんちゃんの祖先が長州高杉晋作さ敗れたところらすい)。こごはようぐ清張ば調べあげ、作品順、本人の年代順、などのアプローチがされてんだども、まさすぐ清張が生きてて語ってくれてるみでだがら。清張の作品のすごさは構成力、創作力ではねべか。んで、清張の小説論では、「リアリズム」だべすなあ。ま、フィクションなんだで、嘘ばいかに本当のように書くか、これさ尽きるってなわげだす。作者のストーリー構成(創造)能力だすい、ま持続力だべな。忍耐力、途中でやめねえ、この「継続」こそ力なり(これは清張が言ったわげではねども)。
ま、創作力とは、清張さ言わせれば、小説はフィクション(嘘)なんだからあ、嘘ばいかに本当のようさかぐかあ、っつこだす。

んだからおらが事実でんげ、っつうわげだす。これは「動」さつながる。読者さに読んでもらうための必須条件だべ。事実から進めて心ば語らせる。あの有島武郎の「ある女」は心ばっかすい書いてるようさ見えんだども、「心」ばっかす書いてれば、読者さは見えねんだすよ、んだから「形」とすての人物と事実とば動かすて、それば心の動きさにうまぐ混ぜてよう、独白と会話とうまぐ配合すて、あだら名作が生まれたわげだなす。おらが校正すてる人も、心の状態ば述べるのは非常にうまい、だども対象領域の違いはなんともでけねえ。詩的表現も文学的価値はあんだども、散文小説とすては不足だ。石川啄木も天才的詩人だすい、歌人だども、小説家としての才能はねがった(「雲が天災である」などむがす呼んだことがありやす)散文はやっぱすい説明能力だべ。これは愚民党さんのごとく、社会体験がねとなあ。松本清張も社会的体験ば積み重ねてきたからあだら名作ば作り上げるこつがでけたんだべや。っつうことで、作家は一日にすてならず、長年の修行がモノを言う世界だと思うんだ、けっぱれ、我らが愚民党さあ。とりあえず原稿だけ送るべす。

ああ、おらもだんだん山小屋の酒が回ってきた。
夜更けに勝手に歌う「山小屋のともし火」(米山正夫作詞)


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