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(回答先: 代えはいくらでもいますよ。気にしてたらこっちがやられますよ。 投稿者 piyopiyo 日時 2005 年 12 月 16 日 22:52:12)
toxandoria氏(鷹眼乃見物氏?)の2005.12.10のコメントから
( http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/ )
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どうも日本人一般は「民主主義」を根本的に誤解しているのではないか、と思っております。「民主主義」の本質が「姿を変えた(市民)戦争」だということについての理解が欠落しているのだと思います。無論、“戦争”だからと言って武器で戦う訳ではなく、watching-politicsさまのおっしゃるとおり政治家連中を持続的に監視し、異議申し立てをすることが大切なはずです。
当記事の別のコメントを頂いた方(Oliveさま)へのレスで書いたことですが、例えばアメリカにはMulti National Monitor、http://www.essential.org/(詳細は当コメント欄の上の方にあります)のような政治家と政府を厳しくウオッチするネットワークシステムがあり、フランスを初めとする欧州諸国には国民が「抗議のための直接行動」(デモ、ストライキ)に訴える伝統があります。
例えば、フランスでは“地球は売り物ではない!”という言葉を掲げて農民ジョゼ・ボヴェらが遺伝子組み換えトウモロコシの貯蔵庫やマクドナルドの店を解体したりしています。これは、いささか遣りすぎでしょうが多くのフランス国民(市民)や与党政治家の一部は彼らに大いに共感を覚えたようです。これは、渦中の日本での米国産牛肉輸入問題の波紋が生温い感じで拡がっているのと対照的です。
新しいところでは、二、三日前に北イタリア(ピエモンテ州)で高速鉄道建設のために山塊にトンネルを掘ることに反対して約4万人がデモを仕掛けたという報道がありました。この山にはアスベストやウラン鉱石が埋蔵されており、周辺の住民たちが危機感を訴えてきたようです。問題の「フランスの暴動」にしても、フランスへ同化したからこそ移民ニ、三世(フランス国籍)の若者たちがフランス伝統の「直接行動」の訴えに出たと見做すこともできそうです。
いずれにせよ、欧米市民には“「民主主義」と「寛容」は上から与えられるものではない、現在の政治を厳しく監視し、異議申し立てを行ってこそ手に入るのだ”という「コーポラティズム」(直接、自らが何らかの形で政治に参加し、批判し、発言すべきだという政治のあり方についての考え方)の意識が根付いているようです。日本のマスコミも、このような意識を欠いています。だから、政治側によって手玉に取られ広報機関として利用されることになっているのです。
同じように政治的混乱の紆余曲折の軌跡を描きながら、日本の場合は“森、小泉、武部、安倍”等々のようなペテン師・詐欺師・香具師の仕事の方が相応しい政治家たちがのさばる結果になっており、非常に住み心地の悪い社会環境が進行しています。
今、大問題になっている「耐震強度偽造問題」にしても根は同じだと思っています。特にこの根は悪臭が強いようです』
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