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この事例をどう捉えるかで、未来は変わっていくだろう。
http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/362.html
投稿者 考察者K 日時 2005 年 12 月 15 日 21:58:33: JjkI8nWTpj0po
 

ともかくは、下記記事を読んで頂きたい。
http://homepage1.nifty.com/densobin/dsbnow05/05now_09.htm#1006nhbs
なんだか、信じられないような記事ではあるが「これが現実」なのである。

公務員は甘いというイメージを持っている人は相当数はいるのだと思うが、それは「倒産はない」という意味においてならば一定の正当性を持っているのかもしれないが、この事例を見る限り、気に入らなければ「理由を付けて解雇する気ならば、何時でも解雇できる」という見方も成り立つのだろう。ともかく『仲間の30年記念の祝いの会の招待状を転勤した仲間に出しただけで懲戒免職(退職金も長年の職歴も水泡に帰す)』のが、現在の郵政公社の実態なのである。

この事例をどう捉えるかは重要である。
「悪い事をしたのだから処分は当然、罪の重い軽いは問うべきではない」と言う見方は成り立つのかもしれない。Kもこれが金額の大小には関係なしに「公金横領とか詐欺的行為によって個人の資財として詐取」したのならば仕方がないだろうも思う。
しかし、今回の例では「処分された人の財布は全く膨らんではいない」もっと言えば「仲間の長年勤続したお祝いは、職場の行事の範疇であり、郵便局の無料封筒を使用しても問題はない」と思う人がいてもおかしくはない(法律的には間違いであっても)のだろうと思う。

仮にこんな事で、長年の労働の努力が無に帰すのならば、本屋のバイトが「店の本を読んだらクビ」であるし、「運送業者の人が帰宅に同一方向に行く車の助手席に乗ったらクビ」である。

労働者をやっているのが馬鹿らしくなって、誰も真面目な勤労者などにはなろうとしない社会になっていくのだろう。
Kに言わせれば「不払い残業を黙殺する管理者などは、この事例の処分者より、何倍も重罪であり」当然ながら懲戒免職処分の上に不利益を受けた職員への賠償義務がある位になってしまうのだろうと思う。

まあ、Kの考えでは精々が「厳重注意」くらいであり「郵政公社が受けた被害額の倍返し(と言っても640円だが)」程度であろうと思う。退職金もパーという懲戒免職に相当する「悪事」をしている判断するような人が多数いる社会だとすれば「労働者に未来はない」と思われる。

色眼鏡を掛けて見るのならば「処分された人は、前から処分する口実を探されていた(みんなから嫌われていた)」という「不確定前科」があった。という見方もあるのかもしれないが、別件逮捕にしても酷すぎると言う気がする。

今の日本にいる多くの労働者はこの事例をどう受け止めるのだろうか?
「他人の不幸は我が身の幸せ」と感じるのならば「労働者が団結して資本家層に対抗していく事」は不可能だろうと思う。
「公務員はどうなっても良い」と思うならば、いずれは「自分の職場も悲惨な状況になっていく」のだろうと思う。

分かっているのは、労働階級にいる限りは「未来など無い」と言うことだろうと思う。

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