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(回答先: 小泉改革は政治ではない。地獄の頭達にはそれなりの使命ありでしょう 投稿者 yu-min-yu 日時 2005 年 12 月 03 日 18:40:22)
>yu-min-yuさん こんばんは、レス感謝いたします。
>【小泉改革というのは、新しい時代の政策ではありません。】
新しい時代の政策の定義の問題もありますが、言いたい事は分かる気もします。
>【これまでの自民党長期政権の暴走を改めようというだけのものである。】
確かに、小泉総理は古い体質の自民党を解体させたとも言えるでしょうね。ただし「古い体質の自民党=悪」と言えるかは別の問題でしょう。終身雇用・護送船団方式は「関係者にとって優しいやり方」であったとも言えるでしょう。K自身は自民党支持ではないですが、自民党=悪とは思ってはいません。自民党の問題は「長期的与党だった」点ではないか?とKは考えています。最初は正常な理念で作られた政党であっても、長すぎる与党である事は「内部を腐らせる」という結果を招きます。革新は保守に変わった瞬間から腐食が始まります。
そういった意味では「小泉氏は結果的に自民党の長期与党を伸ばした」のであり、暴走を改めたのではなく、更に暴走する下地を作ったとも言えるでしょう。
>【新たな政策 豊かな財政、豊かな福祉へと続く政策とはまるで別物である。】
小泉氏が目指しているのは「小さな政府」であり「自由尊重の市場中心社会」ですから、これは正しい見方でしょう。ただし【新しい政策】の部分は定義問題です。
>【新たな時代の始まる前に、怠慢行政・汚職構造の払拭に猛進し十分改革を進め、支配層・極右・の悪影響を小泉自己責任を含めて政治権力から払拭する使命として、首相任期を延長させる事のないよう。】
この部分はKと考えが違うようです。Kは「小泉氏は任期を延長しない」と考えています。良いか悪いかは別にして「小泉氏は自分の言葉の実行にはそれなりの努力を行なってきています」ですからKは「郵政解散する」と言った時にも「解散総選挙になる」と確信していました。結果は「解散はできない」という大方の予想も関係なしに解散になりました。結果的には自民党の大勝でしたが、解散前の予想では「自民党の大敗」という予想もありました。
小泉氏の言葉には「一定の重みがある」のは確かです。その点ではKは「小泉氏は偉い」とも考えています。ただし、あまり頭は良くないとも思っています。
【新たな時代の始まる前に、怠慢行政・汚職構造の払拭に猛進し十分改革を進め】る事が本当に良い事なのかはKは疑問視しています。もちろん、方向的には正しいとも思いますが、ハードランディングかソフトランディングかの差のようなもので【新たなる時代の始まる前】に、それを整理し切るのが良い事なのか疑問なのです。多分ですが、人間の実際の生活と言うのは「勧善懲悪」では割り切れない面があるはずです。法理念の「文面尊重主義」に振りすぎるのは「生き難い社会」であり、デジタル思考的社会になる気がします。
【支配層・極右・の悪影響を小泉自己責任を含めて政治権力から払拭する使命】と言う部分には異論はありませんが、そこが小泉氏の支持基盤であり、小泉氏は自分には甘い面がありますから無理でしょう。
>【また新たな時代への道を、できる限り早く開通させる方法の面もどう進んでいくか これも注意して見逃さない事が重要と思います。】
進む方向はアメリカ追従・アジア敵対路線、金持ち優遇・弱者切捨て(庶民より詐取)という方向はすでに示されているでしょう。
「アメリカンドリーム」という幻想の餌によって、ほとんどの庶民は成功者の踏み台にされるのです。
簡単に言えば、庶民全員から100円づつを取り上げて競争させ、成績上位の者にそれを与えると言う手法によって「競争力を発揮させる」と言う手法です。
Kはむしろ「小泉氏が続投する方が良い結果」になる可能性を考えています。それによって「小泉氏の言葉に信頼性が無くなり、多くの庶民から憑き物が落ちる」可能性があります(極めて低い事は承知しています)。しかし、このまま辞められてしまうと「無敗のママ引退したチャンピオン」のように畏怖的な名政治家というような影響力が残る可能性があります。そうすると「自民党に有利になり」「自民党の長期政権が続く」可能性が高くなります。多分ですが、それが最悪のシナリオです。
でも、現状分析をすると、最悪のシナリオに進む可能性が圧倒的に高いのですから、困ったものです。