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(回答先: 下流の人のために 投稿者 日 日時 2005 年 12 月 01 日 01:06:00)
日さん、貴重な自然還元説ありがとうございます。
考えてみればおらの見てきた限り、この半世紀(よりも長く生きてますだ)、大都会では、江戸ならば、隅田川の下流域、おらの住んでた(正式には住所だけ置いてた寄留だすが)、中川付近(葛飾区青戸近辺、下層階級といなかっぺが多かった庶民の町だす)、江戸川流域さに、水洗トイレから集まる糞尿をば、細かく粉砕すて流し込む。海は富栄養化すんだな、これが。んでも昭和30年代は青戸村あたりはまだ田園が広がり、ボットン式で、中学校あたりは(松島アキラが卒業すてはあ、例の「農産高校」さ入っていった)のどかで、周囲の景色も一望でけた。ここで出る糞尿も松葉会が汲み取りやって処理場さもっててた。例の若造の先生の手術ミスさによる有名な慈恵医大あたりは、中川沿いにぽつりんと突っ立てたす。あの頃は中川も水元も泳いでたかんね。水はきれいだったす。さすがに隅田川や荒川は最悪の状態だった、国電で鉄橋ばわたるときは、エアコンのない時代で窓ばあけてたから、悪臭が入り込む。人口の一極集中でいまや震災でもくれば一歩間違えば汚水あふれる町さ変貌すんべなっす。特に姉歯さんの貢献によって。
神戸でも最近はおらの住んでる田舎方面さ都会から人々が移住すてくんだす。農業と住宅地とが混在すてやがて農業がねぐなることは明らかだすが、摂取すたもんは土さ返すっつんではねぐて、徐々に瀬戸内海あたりさ流し込む量ば増やしてきてるみてだにゃ。どこかの市では処理が間に合わず(っつより下水道の未完成によって)わざわざ船さ糞尿積んで海の真ん中で捨てるらすい。んで明石海峡も流れはあっても富栄養化すんだ。ま、流れは大阪湾の出口ばかすめて紀伊水道(紀淡海峡)さ達するから、出口は熊野灘あたりか。それでもこっつの沿岸ではプランクトンが増えてそれば追う雑魚ば狙ってタコや鯛、アナゴ、スズキが喜ぶだよ。漁獲量も上がるんだべども、海は汚れるんではねえがにゃ。
日さん、やっぱすい、おっしゃるとおり、おらはおらの廃棄物は土さにけえすてやんべ。付近は畑が一杯だ。土さとっては誠にありがてえ補給物だべすた。毎日毎日化学肥料ばいやというほど食らわせられてぐらひか(鹿児島便で「かわいそう」)。それば食べる神戸市民もぐらひか。
考えてみればおらがガキの頃は、九州の山ん中だったども、おらが便所でクソすてると、おやずが汲み取り口から肥桶用の長い柄杓(ひしゃく)ば伸ばしてて「早く出せ」っつて便槽の下さ構えてた。家族の便ばくみ出してカラさなったあとさにおらがうんこすたもんで。おやずはあればどうするかって、畑さ撒くためだったす。金肥だども、これさによって育った野菜ばまたおらたつ一家が食う。自給自足だったす。
自然の循環ば経つから化学肥料が使われる。自然界にない肥料は、したがってなんらかの影響ば人体さ与える(と思う。マーガリンと一緒で、あれも自然界さねえ油ば使用すてるらすい)。愚民党さんが、すぐれもんの(薬効大なり)ごきぶりさ精液ば与える実験中だども、これは自然循環の摂理からそう離れてはいないとすても、あれは栄養あんだべかにゃあ。中国では漢方の効果があるらすくてごきぶり料理があんだども。んでも自然だべすな。四足獣もスクレイピーで滅び、鳥類は流感で絶滅すれば、たんぱく質は昆虫さたよる時代も遠くはあんめべすい、愚民党さあは21世紀の食生活のありようば先取り的に研究すてんだにゃあ。
排泄物の天然循環法さ関するすばらすい方法ばご紹介いただき感謝申し上げます。
なお、こっだらこつ哲学的に考えなくとも、自然とともに生きてる世界中の人々が実践すてることは言わずもがなだす。それが「文化」っつもんだと思っておりやす。