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(回答先: Re: 執着は危険ですよ。 投稿者 heart 日時 2006 年 2 月 28 日 00:17:14)
heartさん
> 私が思っていたのは、
> 例えば新自由主義批判やWTO批判、マネー資本主義への批判、そして持続可能な経済・社会システムの構築を目指そうという考えをメジャーな意見にして、
> 民主主義でもって政府のやり方を根本から変えさせることができれば、というようなことです。
> 草の根運動、市民運動を盛り上げたら社会を変えられるのではないか、ということです。
そうですか。それはいいことです。
思うところを進めるべきでしょう。
ただ、小生は少しばかり違います。
マネー資本主義などは実は敵ではないと思っています。
己の中にもあり、また時に有用だとも思っています。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしとは孔子の言葉ですが、
まさに中庸こそが最上だと感じています。
平家物語のようなドラマはいりません。
盛者必衰なれば盛者を作らなければいいだけです。
しかも盛者はその時世の人々が具現化した存在にすぎません。
なればこそ作らないなんて不可能に近いのですがね。
求めることが高すぎて理解されないこともわかります。
歴史上、行き過ぎを戻すのは戦乱以外にありません。
ただ、マハトマのような変わり者もいたのです。
時に、尊皇攘夷と二元論に単純化したがる風潮は、
敵味方と選択肢を狭めることで、思考回路を停止させます。
退路を断つようなことは危険です。
ただ、二元論はうまくいったときはナチス統治初期のドイツと同じように
至上の幸福を市民に与えてしまうインパクトの強さがあるし、
ボリシェビキ革命のような陶酔感も与えてくれる。
うまくいった時は逃れることは不可能に近い危険な思想です。
そんなにドラマティックなことなどないと、いろは唄は古来から訴えているのですがね。