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お昼の奥様向けスキャンダル問題とすれば面白いのかもしれないが「ホリエモンが自民党武部氏の二男に送金した」という問題を国会の予算委員会でブチ上げた民主党というのは「バカの集まり」ではないだろうか?
Kはどちらかと言えば武部氏は嫌いであり、自民党が衰退し、小泉氏にダメージを与えられる事には喜ぶ方の側の考え方をしているのは「Kの過去の主張を読んでいる人」ならば知っているだろうと思う。
しかし、その点を良く考えてみれば「何でもかんでもダメージが与えられれば良い」と考えるならばそれは間違いなのだろうと思う。
民主永田氏と自民武部氏が逆の立場だったら「イメージは変わるだろう」
いかにもフレッシュな永田氏と小泉氏の腰巾着の金に汚そうなイメージの武部氏であるから「いかにもありそうなイメージで、悪は追求するべき」と思いがちだが、そのような先入観によって予断を持つのは間違いなのだろうと考えている。
そもそも、仮にこの事件が「永田氏の主張が完全に本当」であったとしても、武部氏の二男に贈与税の支払い義務が生ずるだけで、なんで小泉氏のダメージになるのだろう?
一族に犯罪者が発生したとしても、その犯罪者が成人男性であるなら「一族全体=今回は自民党武部氏」にも罪が生ずると言うのは「間違った認識」であり「そのような考え方が差別とか理不尽な非合理性を生み出す」のだろうと思う。
それは「相手が憎き小泉自民党に対してならば適用しても良い」という意見もあるだろうが「どのような場面においてでも適用してはいけないし、敵に適用しても良いならば、何かの時に自分自身に適用されても文句は言えない」という事になる。相手に対しリスクを発生させる事は「そのリスクは社会全体に発生する」と言う事になるのである。
この事件は仮に本当だとしても「ホリエモンが友人でもあった武部氏の二男に送金をした」というだけでしかないのだろう。それ以上の事を立証するには「二男から武部氏に金が動いた」とか、もしくは、そのお金は不正な『政治献金』であった事を立証する必要がある。送金目的は名目上であり、実際に政治絡みの送金であったかも不明であるというのが本当の所なのだから、それ以上の小泉自民党のダメージには繋がらないというのが「法治国家上の考え方」ではないだろうかと思う。後は道義的な問題という部分になる。仮にそこまで行ったとしても、精々が武部氏が「親の監督責任を取って辞任する」だけである。
小泉自民党のダメージになるには武部氏が「指示をし、了承していた」と言う事を立証しなければならず、そこまで行って初めて「小泉氏の任命責任が問題になる」のであり、その頃には小泉氏は任期満了で首相の座にない可能性が極めて高いだろう。
それでも、国民(特に反小泉陣営)からすると、重要な事項にしたい。という気持ちはあるという事は理解できないでもない。「溺れる者は藁をも掴む」とも言うがスキャンダルを突破口にしたいという焦りではあるが、所詮は家老の家族のスキャンダルでしかないものに殿様の切腹まで期待しても無駄である。
どう考えたって「貴重な税金を使用して日本の政治が集まる予算審議をする場所で国会議員が本気で議論するような代物ではない」としか思えない。
これは「小難しい政治的な話題が嫌いな奥様の井戸端会議か2ちゃんねる向きの話題」なのだろうと思う。
しかも、民主党は立証責任を果たそうと言う姿勢に欠け「情報提供者保護」を最優先にして「捜査に国民の税金が投入されても良いから捜査しろ」と言っているのと同じ状況とも思われる。
Kが考えるに「もし、本当にホリエモンから武部氏二男に送金が行われているとすれば、その事を知っている人は極めて少なく、ホリエモン氏サイドでは情報提供者の特定は可能であろうから、保護しても意味はない」とも思える。国会の場で実名を公開しなくても、いくらでも捜査の進展のための協力はできるだろうと思える。
様々な状況的な証拠は「民主党に極めて不利」であり、ここまで来ると「民主党はガセネタをまともな検証もせずに予算委員会の場で取り上げるような政治団体」と見られる事になっても文句は言えない状況なのだろうとも考えられる。
それにしても「民主党というのは救いがたいようなバカの集団」ではないかと泣きたいような気持ちであるが「そんな物に自民打倒を期待するしかない」というのも情けないというか何というか・・・
本当に困ったものである。