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村井幹部を始めとする幹部達は、CIAの要求に答える形での『組織の思想と活動内容に関する現状説明』に、参加している。
これは、『米国が我々の組織をどう見ているかを知る機会』として、麻原が指示許可した形のものであり、『オウムをテロ行為に誘導する人脈側が、オウムと自身らの関係を米国がどこまで疑い、どこまで事を知っているのか、或いは、どこまで知っていて、それなのに何故沈黙しているのかを探るための機会として、麻原に向けて出されたCIAサイドからの事情聴取要求に応じるように麻原に要求したもの』であるとされている。
『誘導人脈側』は、当初は麻原のみを出向かせる方法を考えたが、
『麻原以外の、誘導側人物の動向を知りたい意図がメインであるとして仮定して、それを何処まで知っているかを探るために、向こうの捜査陣に誘導側人脈であるとされている人間を敢えて事情聴取の場に付き添いとして同席させ、CIA側がその人物に対しても質問をしてくるであろう事を想定し、その質問の在り方から相手の把握情報の度合いを測る意図を目論む。』
形式が最終的に選択されている。
この謀の焦点となる『既に素性が知られているとされる人物』を誰にするかに関しての議論の場が設けられた際に、菊池と早川両名の名が出されている。
結局、
『菊池は、相手がテロ知識と思想の根の深さを探る事に執着している以上、彼女の若い女性と言う感覚から、疑いの強さからの質問に対する執着が薄れてしまい、相手の質問の在り方が深に触れない物になってしまう可能性がある。この万が一懸念から、人選決定は早川に至るのだが、早川自身は事情聴取後以前にはこの人選決定理由を知らされていなかったために、自身が粗末に扱かわれたと勘違いしてたようである。これは、相手捜査陣のマークが更に厳しくなるような発言をする事情聴取の在り方への誘導が目的達成には不可欠であると考え、これを行なえば以後の行動に監視が厳しくなり行動縮小を余儀なくされる事への不満を感じての発言だったようである。長年尽くしてきた人材を、簡単により厳しい監視下に置かせる事が軽率な考えだとするものである。この事情聴取からの謀は、金沢の警察官が担当していたのだが、判断ミスだとして早川は非難もしていた。』
と言う事の顛末談から分かるように、早川が人選され、事情聴取の際の誘導役には村井・青山・上佑らが選ばれている。基本的には、相手の英語会話が分かるような人選がなされためであり、これは、《内密会話を英語でする可能性を考えての対応策》によるものだが、相手諜報レベルを舐めた感覚でもあるとして早川は金沢を非難している。
早川の、《日本での行動補佐要員》である金沢の警官一同への非難は、事情聴取誘導策に用いられた村井らに仕込んだ在り方にも及んでいる。所謂、早川自身の言う処の《チープな考え》であると言う事に非難が終始したのであるのだが、早川自身の謀見直しにより捜査は簡潔な物になっている。
金沢の警官の立てた当初のプランを知る村井・青山・上佑らは、金沢プランでは『早川に相手の質問が行く様に持って行くのは良いが、金沢の警官達が味方ではないと仮定すると、金沢の警官達はCIAに情報提供する目的を裏に隠している可能性のあるものだった』
として、村井の言うところによる『激烈な社旗主義国支援者』である早川にこの疑いを述べている。この後早川は、薬物使用による金沢の警察官の人格調査を前述幹部達と菊池らの前で行っている。これは、『金沢が懐疑の目で見られると、裏の人脈までに影響が及ぶ為、それを喰い止める意図も含んでのもの』であったと早川自身が述べている。
『事情聴取策計画者の金沢の警官はスパイ説』を気にする上佑らの耳に、菊池の『現実行なわれた事情聴取策計画は早川の手による物』と言う発言が入る事で『早川はスパイ説』と言う決め付けが生じてもいたのだが、早川自身はこの疑いから逃れ続けている。だが、オウム真理教地下鉄サリン事件の事前リークの原因調査の際に、この早川への疑いが菊池(整形侵入者の可能性もあるが.....。)らにより述べられ、疑いを向けられた早川が『現実に、米国的物の見方を得ている村井が怪しい』と述べ、そこからの情報で村井刺殺にまで発展したと言うのは既知の方も多いだろう。
本質としては、『馬鹿げた教団のイメージと、警察のスタンスではサリン事件以後の社会主義救済に至るのは無理』と言う考えから、『オウム凶悪噂情報をサリン事件以前に摘むのを早川が固辞していた事、意図としては陳腐なイメージの生じている教団のイメージが、凶悪な事件の噂が語られる事が無くなれば更に劣化し、主義化要求テロを起こしても政治家や警察上層部(国松)らが脅威と世論要求から政治改革へと動かない可能性が強くなる為であるのだが、早川に成り替わっていた整形諜報(ヨネタ)の発言が早川自身のものと勘違いされた過去もあった為に疑いが早川にも向けられた』事実も絡むのだが、早川のネームを落とさずに使いたい意図も絡んでいるようではある。
日本の警察、政治家、特に国松以外の面々は、『麻原、村井、早川』等は『アメリカスパイとして扱えるので、主義対立犠牲国家にテロ行為の正当を謳う裏の体裁と、表での凶悪テロ逮捕劇を行い世論の非難を出なくする体裁の両立』の為に彼等のみを『極刑扱い』にする意図があったことはあった。
早川拘束は、日本に来訪した、ブッシュ家関係警備会社のオウム等の調査を含む日本国情報調査陣の中に、アルゼンチンでのビン・ラディン暗殺事件関係者が過去に含まれていた事、そしてマフィア所有施設内でのG.W.ブッシュ暗殺の噂、ブッシュ家の替え玉事情を少なくても過去には知っていた人間が早川に成り替わっている人物だと目された為に、その人物の行動機会を摘みたい意向も働いていた。
《アルカイダの計画》と述べられ続けていた《米国軍需産業のテロ誘発誘導策》に《オウム事件を完全にネタ振りする意見》が出された理由の裏には、社会主義関係者テロ情報を表に出さずに自ら規制し、『外交的安泰を保つ政治外交両立の意図』があった事も<もう>間違いないようである。
村井の発言に関しては、『教団で製造されていたサリンは、厳密に言えばサリン系毒ガスの間違いであり、その表現を聞いていた警察が単にサリンとして解毒剤を用意したのは厳格な対応を図らなかった証明であるという糾弾契機製造意図で、あれはサリンでは無いという話と米国に証明されると言う話をしたのだろうが、遠回りしすぎる、気の弱さからの陳腐な感覚であるとして早川が不満を述べていた』とされることや、
『社会主義救済をしろと言う、コメントを、マスコミに出る機会が多いのに述べていない事を不満に感じていた人間がいた事、過去に発言の過去のある他の幹部に比べて、村井の口からそれが表現された場面を知らない人物がいた』事が原因でもあるのだろう。