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(回答先: 商品の売買だけでいい方向に行くのか? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 11 月 03 日 23:22:57)
ワヤクチャさん、どうもです。
価値観はいったん捨象して、経済論理として考えてみてください。
それを経ることで、市場原理主義を乗り越える視点や論が出てくると思いますよ。
>商品の売買だけでいい方向に行くのか?
>という事が問題ですね。
近代経済システムは貨幣経済の全面的展開ですから、市場原理主義のみならず“市場管理主義”であっても、「商品の売買」で社会が動いていく仕組みになっています。
>商品の売買で金持ちになる人と貧乏になる人が生まれてくる。
>二極分解ですな。
>この二極分解を是正して商品の売買が継続するようにするのが政府の役割でしょう。
>自分が作っている車を自分が買える事が大事でしょうね。
市場原理主義は、理想とするかたちの経済活動を通じて金持ちと貧乏人に二極分解することも是とし、そのような状況を悪と考えそうなることを阻止しようとする政府の介入は“貧乏人への一極集中”の状況をもたらすことにもなりかねないと主張します。
逆に、金持ち・貧乏人という格差構造になっていることで働き場所も維持されると考えます。
市場原理主義を否定すると、自分が作っている車を自分が買える状況から、自分が作っている車を自分が買えない状況に、そして、さらには、車を作らなくなる状況になる可能性もあると主張します。
>政治家が市場原理主義者になるのは政府は無くてもいいと言っているようなものだ。
>自己否定ですな。
市場原理主義者もいわゆる夜警国家は否定しませんから、政治家が市場原理主義者になっても自己否定というわけではありません。
>私は市場を調整する役割は必要だと思います。
>市場管理政府です。
政府がどういう市場管理を行えばいいとお考えですか?
>「官から民へ」というスローガンを官の人間が言う事の滑稽さ。
>自分は無能ですと言っているようなもの。
「官から民へ」がスローガンだけで、実際に行われている民営化では内実が伴っていないことに滑稽さを感じます。
政府部門がやってきたことを民間に移すというのは、国会が決定し政府が実行することですから、「官から民へ」というスローガンを議院内閣制の内閣構成者が言っても滑稽というわけではなく無能の証しにもならないでしょう。