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Ｋは思うのだが今の社会構造は根本的に間違っているのである。
何度か紹介しているが「黙っていられるかい」に考えさせられる意見が書かれている。
http://www.h7.dion.ne.jp/~karousi/huhou%20toukyou.html
注目すべきは
【 日本橋局での郵便内務労働者の現職死者は、今年１月１１日鉄道自殺されたNさんに続き２人目ではないか！そして郵便内務の仲間の自殺、突然死が続出している。組合の上部役員は、今度も勤務条件との因果関係は不明などと白を切るのか！あるいはＪＰＵ東京地本のある役員のように、かけがえのない仲間の無念の死の前で、「大げさに騒ぎ立てるな」どと許し難い暴言を吐くのか！】
の部分である。ＪＰＵと言うのは旧全逓であり、労働組合である。労働組合と言うのは「組合員の雇用と労働条件を守る」のが存在理由であるが、現在は「雇用の確保（組合の維持のため＝役員の報酬基盤確保）」に変わりつつあるのかもしれない。
聞いた話では郵政公社には「ＪＰＵと全郵政」以外にも「郵産労と郵政ユニオン」という労働組合があるらしいのだが、最近では「労働条件面で労働者の代弁をしてくれるのは後者のみ」であるが、弱小で影響力が少ない上、民営化時には選別されて解雇される可能性もあるようである。
http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/11-0502=saishin-joho0502.htm
を見てもらうと分かるが、郵政公社は今年はじめに「３か月分で約３２億円の不払い残業があったとして賃金を支払っている」
しかし、その後なんら是正措置を講じてもいないようである。なんでも「人員は増えずに減り、定員の欠員は埋まらず、賃金予算は『対前年比で減少させよ』の指示があり、完全な過密長時間労働の上で『容赦ない新サービスの実施命令』が来る」と言う事である。で、非常勤化と言う事でもなく「非常勤賃金も対前年比で減少させなくてはいけない」らしいのである。
その上で極めつけは「今度、不払い残業が発覚した場合は、勤務時間管理者は処分される」と言う事らしいのである。
http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/11-0505=saishin-joho0505.htm
を見てもらいたい「何か、今ごろかよ」と言う気もするが「郵政公社の過労死認定の裁判も行われている」らしいが「実際には100時間クラスのサービス残業を行わざるおえない環境と定員で、精々が20時間程度の賃金の中でやりくりしろとの命令」が無理なのに「その上に新しい仕事が増え、検査監査の指示文書が『読みきれないほど来る』という状況」らしいのである。しかも、それができなければ処分されるらしいのである。
Ｋの感じでは「本当かよ？」と言うのが実感であるが、どうもマジらしいのである。
「郵政公社には３２億円の不払い残業を是正するための自浄能力など全く無く、全ての責任は現場に押し付けて、現場に不正を隠させて、中央では指示命令権のみを強化する」らしいのである。その方法として「職員の中にリーダーというような責任者」を置き、無賃金で責任だけ押し付けると言うような事もしているようである。何でもリーダーになると「週休などに勉強会」を自費で開催する必要もあるらしいのである。
Ｋの常識がおかしいのかもしれないが「狂った組織」という感じである。
次にこの辺を見てもらいたい
http://www.saturn.sannet.ne.jp/kura/yuusei.htm#kousyakyuuyo
郵政職員の賃金である。一見すると「ヤマト運輸」より高そうだが、平均年齢などを考えれば「同等か低い」と思われる。はっきり言えるのは「高すぎはしない」という事である。恐るべきは急激に下がっている事である。
次に２ちゃんねるも見てもらおう
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/nenga/1112620227/l50
であるが、注目すべきは251前後である。
【貯金課内務はきつさ倍増 他の仕事抱えながら投信業務やってる 投信客来たら他の仕事ほっぽりだして対応 二時間は確実に拘束され他の業務は何も出来ず後回し 神経刷り減らし体を蝕み帰りも遅い】
と
【普通局なんてどこの課でも特定より楽だよ 人大杉】
と
【総務課にいきたいよ〜】
と
【俺、総務課だけど、性に合わんorz はやく貯金課行きてー。毎日貯金課長にごますってるんだけど、気づいてくれんだろうか。】
から
【今貯金課行きたいなんてマゾ？ 251が書いてある通りだよ。】
の流れであるが、ここに「社会構造の縮図」があるのである。「まず、貯金課は間違いなく忙しいハズである」定員的にも余裕など無く長時間を取られる仕事が増えて暇な訳はないだろう。しかし、総務より忙しいかは分からない。役場の友人によれば「役場の総務は地獄の長時間過密労働」らしい。超勤100時間クラスもザラという複数の証言を聞いている。
しかし、特定局は「更に忙しい」と言うのも「全ての特定局ではないにしても、正しい」とも聞いている。
まあ、他人の仕事は「楽に違いない」と他の部署を羨むのは「自分の部署が信じられないくらい忙しい」事を物語るが、実際には
【楽な課はないでー。 〒はみんな地獄、や わしも、ずいぶん悲惨なんや 借金地獄や 〒〒】
が一番正しいのだろう。実態は「職場を一定期間体験しなければ、絶対に分からない」のだか「他人の庭は広く見える」のである。
その中で
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/nenga/1108261334/l50
のように「郵政公社に見切りをつける者」は増え続けている。
Ｋの友人も「このままでは確実に殺される。それよりは失業の方がマシ」と言う。実際にＫの友人の一人は首を吊っている。
先日、その友人宅でお父さんとお話をさせてもらったが「とんでもない職場に殺されたようなものだ」と言っていた。
官僚支配が日本社会構造の問題といわれるが、郵政公社はその縮図である。「過労死・過労自殺をさせるような職場にしておきながら、全く責任リスクを負おうとしない」のである。「実際に過労死が出れば、人員配置部門と作業工程指示部門は『殺人者と同じ』である。」
しかも「３２億円もの不払い残業が発覚し、それすらも氷山の一角と指摘され、福岡の方では労働基準監督署からの指摘をされているにも関わらず、何の是正策も立てず、反省の色も見せない」のでは「衝動的な殺人犯より罪は重い」と判断するしかない。
Ｋは前から主張しているが「管理機構には管理リスクを負わせ、規定を作成する部門には規定作成リスクを負わせなければ」この社会は絶対に良くならない。
笑い話ではないが「コピー用紙の使用を対前年比で減らせという指示文書」のすぐ後に「職員全員に必ず配布」という数枚組みの文書が来て、全員分コピーした頃に「誤字訂正の差し替え文書が平気で来る」と言う話である。
それだけで、個々の郵便局がチマチマ節約したコピー用紙が広範囲で無駄になるわけであるが、文書を流したものが処分されたという話は一つも無く、どこの誰のミスかも現場では分からないのだが、現場の貯金窓口の単純な失敗は「事故とか事件」とされ繰り返せば「呼び出しの上、日勤教育」が行われ、それでもミスを犯したときは「上司の管理者を日勤教育する」という話もあるようである。
どんなに優秀な人材であっても「忙しすぎればミスをする」それを「現場を体験によって知ろうとすることもなく、机上の空論のような指示を流しながら、その指示が現場で実行可能かの検証すら体験によって確かもようともしない殺人者」が実効支配しているのが、現在の社会構造である。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。