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政府の愚策へ怒りをこめた情報小説 『国民収奪税』
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投稿者 生成発展プログラム 日時 2005 年 10 月 29 日 15:04:19: iwGg3ccPrH5TQ
 

 ほんの しょうかい

小説 「国民収奪税」

ショウセツコクミンシュウダツゼイ
■出版社: 祥伝社
■著者名: 千代田哲雄
■ISBNコード: 4396632541

■判型/頁 : 四六判 /384頁

■定価: 1,995円(税込)
■発売日: 2005/09/02

政府の愚策へ怒りをこめた情報小説!
佐高 信(評論家)

「大増税」が迫る中、必読の書!
格付け情報の漏洩疑惑と新税にからむ大謀略。
経済アナリストの闘いは――。

新人とは思えぬ着眼点と分析力に感心。清水一行(作家)

<政府の愚策へ怒りをこめた情報小説!>
佐高 信(評論家)
経済小説は情報がいのちの情報小説である。しかし、情報を生み出すのも、それを操り、操られるのも人間であり、人間と情報の関わりがダイナミックに描かれなければ、経済小説にならない。著者は豊富な経験を生かし、国債、格付け会社等のテクニカルタームを不自然な形ではなく、小説の中に見事に溶かしこませながら、絵解きをしている。タイトルが語っている政府の愚策への怒りをこめてである。

<新人とは思えぬ着眼点と分析力に感心。>
清水一行(作家)
物理学科卒で経済記者を務め、作家になったことがまず不思議だが、それゆえにか新人とは思えぬ着眼点と分析力には感心させられる。隠された事象を的確に捉える力、その意図を暴いていく眼を持っている。本書はこの国に蔓延する企業倫理の欠如、問題先送り体質の怖さを突きつけてくる警鐘小説である。作家活動に専念すると打ち明けたとき、一言の反対もなく賛成してくれたという奥さんに支えられている限り、わたしは千代田哲雄氏の前途を信じることができる。

企業の生殺与奪(せいさつよだつ)を握る格付け情報が漏洩!? 格付け会社の信用に関わる重大問題に、首席アナリスト梅木は噂の真偽調査を命じられた。だが市場(マーケット)は梅木の会社を漏洩元と名指し、監督官庁からの査問(さもん)がはいった。梅木は社内中枢部の犯行とにらむが、社長は隠蔽(いんぺい)工作を指示。憤(いきどお)る梅木をよそに、会社は存亡の危機を脱した。一方、ITベンチャーの雄、大村の異常な土地買収に不審を抱いていた梅木は、その動きの背後に国の大胆な新税構想があると考えた。新税が実施されれば国民に多大の負担を強いる。梅木が国の政策を危惧(きぐ)する中、再び格付け情報が漏れ、梅木自身が漏洩犯とされる。潔白を証明すべく見えない敵を相手に戦い始めた梅木は、格付け情報漏洩事件の陰に新税に絡む大きな陰謀が隠れていることに気づいた。大型新人が描く緊迫の経済サスペンス!

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