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(回答先: 経済論理はまったくなく、政治的主張として「国家破産」を持ち出している“アジ演説”でしかありません。 投稿者 あっしら 日時 2005 年 10 月 16 日 03:17:56)
と言う(表題の)前置きではありませんが、【相変わらずひとの説明をまともに考えずに、詐欺的なすり替えを持ち込んでいますね(笑)。】と言う事ではなく、Kの読解能力に問題があるのだろうと思っています。しかし、それは言い換えれば「あっしらさんが、Kの能力を読み間違えて、Kのレベルに合わせた説明をしていない」という事です。「小学校の落ちこぼれ」に「大学生向けの講義をするのは、するほうに責任がある。」と主張します。(笑、これは半分本気ですが、詐欺的なすり替えでもあります。)
まず、【肝心の国家破産が不可避である論理も説明されていません。】と言う事ですが、Kは不可避とは主張していません(回避策を考えようとは主張しています。)が、それでも、現在の財政赤字の伸びが今後も続くならば「いつかは限界を超える」と「あっしらさんが”支配層と規定する人”も含めて考えている。と思っています。これは「経済論理ではなく、赤字が増え続けているのが『現実』としてある」のですから、「経済学的に論理を説明せよ」という方が「経済は幻想であり論理はいらない」と言うのと同じだろうと思います。
家庭を例にして「収入より支出が多く『それを是正しなければ』破産します。」、国家と言う物は「公に偽札でも本物として刷る事ができる権利を有しています」から、家庭と同レベルでは論じられませんが、それでも「家庭の総収入=国民総生産」と考えるのは一つの目安でしょう。
家庭でも「借金でも増え続けられれば破産はしません」それは「借金が許される信用も財産」であるからです。破産は「借金がこれ以上増やせない」と言う条件が成立した時に起こります。
で、多くの国民が「これ以上の借金は許されない」と感じ始めています。これ以上の通貨増量をすると「本物でも偽札と同じ」と国民か貿易相手国が「主観として感じれば、円に価値が無くなる」のです。しかも、郵貯を手放した事によって「隠れ蓑も無くなった」のですから、基本的には「借金を貸してくれる場所が無くなったし、通貨増刷もし難くなった」と説明しています。
【【相変わらずひとの説明をまともに考えずに、詐欺的なすり替えを持ち込んでいますね(笑)。】と主張されるあっしらさんの方こそ、Kの主張を「頭から馬鹿にして、まともに考えていない」で「あやしい経済論に詐欺的誘導をしている」のではないでしょうか?
【国家機構の中枢を担っている人、有力政党の政策立案を担っている人、日本銀行を筆頭に大手銀行を中心とした金融機関の経営幹部、日本経団連に加盟している企業の経営幹部などが日本の支配層】こそが”彼ら”のメンバーではないにしても、”彼ら”の意向に沿って裏で日本を操っている。というのが、あっしらさんの考えのようですが、Kは「アメリカへ隷属し、アメリカを盲信し、追従する資本階級層」というのはある。と思いますが、それは「新自由主義」という新手のイデオロギーであり、「民衆から詐取するための日本牧場と言う牧場を維持する」という共通項では「暗黙の一致」はあるでしょうが、それでも「相談して日本の方向性を決定する秘密結社のようなものではない」と主張します。精々が「ライオンズクラブ」か「経団連」があっしらさんの言う「日本版の”彼ら”」でしょうが、堤義明氏でも逮捕されて西武はガタガタです。
郵政民営化においては「反対の意向を唱えた郵政のトップ官僚が更迭されました」ので、資金収集・提供面でのトップ官僚でも”日本版の彼ら”ではなかった可能性もある訳で、仮に官僚で存在するとすれば「旧大蔵省と外務省」くらいしか考えられないし、金融庁にいじめられる「銀行経営陣」も候補からは外れます。抽象的な『イメージとしてなら存在』できる”彼ら”も具体的には『存在できる場所がない』のです。【あれこれ人名を上げられていますが、もっと抽象的に考えたほうがいいですよ。】では、本質を見誤る可能性があるでしょう。(抽象的思考で考察する事が悪いと言う事ではなく、必要に応じて使い分けるべきと言う事です。)
それでも、抽象的意味で、結果的に「有力国際金融家グループ=彼ら(911でも暗躍した?)」に従う事こそ是とする「暗黙の了承グループ」は存在すると「考えて行動をした方が結果的に良い結果をもたらす」という可能性はある。(非常に微妙な表現だが、組織ではない支配層は団結していると言う感じ)
しかし、それは所詮は烏合の衆である。最終的には「牧場(日本経済)よりも自分の利益を守るために、他の支配層の足を平然と引っ張る」し「日本の経済危機を回避(共通の利益を維持)しようとして自分の利益を供出するなどと言う事は、ほとんど考えない」だろうと思う。
あっしらさんは【800兆円にまで積み上がっている政府債務は、完済する見込みが立ちませんから、革命でも起こさない限りなくすことはできません。】とされています。
これは、どうにもならないから「放って置くしかない、見ない事にしよう、考えない事にしよう」と言う「一種のあきらめ案」であり、見たくないものは「見ようとしない日本人の先送り体質の象徴のような態度」ですが、これは「放って置けば、消えてなくなるものでもなければ、利払いだけでも税金の負担が大きく、財政において永遠の負担を強いる」という「無視していれば人畜無害な『ひき潰された猫の死体』と同様なもの」でもありません。
で、あっしらさんでも、【財政再建(債務残高ではなく毎年の収支改善)の必要性は私も認めていますし、当然のように国家機構で仕事に励む人たちは私以上にその必要性を強く考えています。】と考えていることは、これまでのやり取りでも感じてはいます。(照れ隠しのような笑付き文章も散見していますから)
しかし、『現在の状況は、政府が(財界・官僚の意向を受け入れて)招いたことなのだから、政府が(財界・官僚とともに)自己責任において、処理すべきで、庶民は何も考える必要は無い」と主張される限りは「政府は、何も考えない(何も考えないので不平も少ない)庶民にツケを回そうとする。」のです。
財界・政治家・官僚が自主的に「自己責任を感じて自分たちの既得権を放棄して団結して財政再建を考える」ような人達ならば、あっしらさんの主張でも良いでしょうが、はっきり言って「自分の利益を守るためなら悪魔に魂を売ることもいとわないような輩ばかり」でしょう。
自主的な「自己管理が無理」ならば「法整備によって追い詰める必要がある」と言うのがKの考えです。それには多くの人に「国家破産の危機感を持ってもらう」事により「政府の無責任を問う」という視点での考察をしてもらう事が必要です。
今回の郵政選挙の結果を見れば「国民は国家破産の漠然とした危機感を感じながら、責任の所在については考えていない」のだろうと思います。