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とりあえず、Kの主張を書く前にあっしらさんの主張を読んで下さい。
http://www.asyura2.com/0510/idletalk15/msg/235.html
今までの経緯と上記の分析をするとあっしらさんの主張は・・・
1 ”支配層=彼ら”は「自分たちの不利益になる形での国家破産」には踏み切らない。
2 いたずらに国家破産を叫ぶのは”支配層=彼ら”を喜ばせるだけの利敵行為である。庶民とすれば国家破産したらと微笑むのが正しい反応である。
3 ”支配層=彼ら”は世界のトップレベルが全てつるんでいる。(911の議論にて)
さて、ここまで書いた所で少々考察力のある人なら違和感を感じていると思う。あっしらさんの主張には「自分らの共通の利益を守るためにつるんでいる支配層なる存在」が居ることが前提になっているのである。
で、仮にそのような存在が居たとして、メンバーはどうなのだろう?少なくとも、亀井静香氏と渡辺民雄氏はメンバーではないだろうと思われる。野田聖子氏や小沢一郎氏も厳しいだろう。では、小泉純一郎氏や竹中平蔵氏はどうだろう?仮にメンバーだとして「何時からメンバーになったのだろう?また、日本においては何時メンバー募集をしたのだろう?」「橋本龍太郎氏はメンバーなのだろうか?中曽根康弘氏は?中曽根弘文氏は?」仮に与野党区別無く主要メンバーは「みんな仲間」だとして「辻本清美氏は?」「鈴木宗男氏は?」
政府関係者よりは財界人が主体だとして「堤義明氏はメンバーだったのだろうか?堀江貴文氏は?孫正義氏は?渡辺恒雄氏はどうだろう?」
Kは資本階級の人達は「自分と自分の仲間の利益を守るためには手段は選ばないが」その為には極少数の信頼できるメンバーだけでつるみ、他のメンバーとは「ビジネス上では繋がることはあっても基本的には敵対し、叩き潰す対象としている」のだろうと思う。彼らが目指すのは基本的にNO1の座であり、対庶民という意味であっても「基本的に協力関係など築けない」だろうと思うが、どうなのだろう?
国家破産は「庶民には怖いが、金持ちになれば『外資預金をある程度することによって』リスクの軽減ができる。更に言えば「国家破産を利用する事によって富を増やせる可能性」もある。ペイオフで保障されるのが1000万円であり、それ以下の預金しかない庶民にはダメージは少ないというのは「銀行破綻」においてであり、国家破産では破産形態によって大きく変わる。仮にデノミが実施されたとして数ヶ月で「給与はその時の物価ベースに見合うように修正される」とは思うが、預金は事実上ゼロになるだろう。固定収入の無い庶民(失業者やニート)は路頭に迷う事になる。
郵政の資金に見合わない借金ができたトリックは「通貨を増刷した」のだろうし、アメリカの国際を買い支えているのも「日銀から資金を調達した(増刷によって)。」のだろうと思う。つまり、通貨発行権を「行使すれば良い」と言うのはある意味では正しいのかもしれない、しかし、それならば「国家が国家破産を叫ぶ声を利用して財政再建をする必要も無い」
つまり、国家も「理屈に合わない通貨増量と財政赤字はまずい」と考えていると言うことである。
自国民に不安と不満を持たせて、過激な行動に走らせるよりは、「総中流意識を与えておいて、なんとなく満足とさせておいた方が統治はしやすい」のだから、あっしらさんの主張は崩れているのである。豚でも牛でも「飢えさせておくよりも太らせておいたほうが良い」
つまり、現在の状況は「政府のコントロールが失敗している」と言うことであり、支配者層などという「資本階級連合によって意図的に作り出された状況でもない」と言う事だろうと思う。
何より、公務員と言う「国がコントロールしやすい存在を手放さざるおえない状況」は国が困っていて、国民の不満を抑えようとしている証だとも言えるだろう。
以上の観点から判断すると「既に国家破産(徳政令なども含む)の可能性は、火事で家を失うよりも高く、交通事故を起こす確率並か、それ以上とも考えられるだろう」
すなわち、保険の意味でも「起こる可能性は考察すべきである」
国家破産の主張は「増税容認になり、利敵行為になる」との意見は正しい側面も有するが、この機会をとらえて「金持ち優遇税制、企業優遇税制を改めさせ、貧富の差を少なくする方向にする工夫を考えるべきであり」K個人の意見では「現在の複雑怪奇で全く公平とは思えない相続税制を抜本的に見直すべきだ」と思っている。
同時に「労働条件の改善と安定雇用」のための法整備を訴え、少しでも多くの人が安心して暮らせる日本にするように「多数派形成を図る」べきだろうと思う。
ここは「国家財政をここまで悪化させた政府の責任を追及する方向で、国家破産を叫ばなければならない」と改めて主張する。